日本スペースガード協会

小惑星 2002 NY40 の地球接近


2002.08.09

8月18日に、小惑星 2002 NY40 が地球に約53万kmのところまで接近します。 最接近時には、約9等くらいまで明るくなると予想されており、肉眼では無理ですが 小型の望遠鏡や双眼鏡でも観測できるということです。最も観測しやすい日は、 8月17日の晩から18日の明け方にかけてということです。

この小惑星の地球接近時の軌道を描いてみますと、次のようになります。

まず図1は、黄道面(地球の軌道面)に投影した図で、中心に地球があり、 斜めの線が地球の軌道です。 地球は、この線上を左下から右上に動いています。 *と○印が付いているほぼ垂直な線が小惑星の軌道で印は0.2日(4.8時間) ごとの小惑星の位置です。 最接近のとき(8月18日8時頃:世界時)の小惑星の位置が○印で示されています。 小惑星は、図の下から上の方向に動いています。 円軌道は比較のために月の軌道を描いたものです。 また、左上の方にのびている点線は、太陽の方向を示します。 (図の目盛りの単位はkm)


図1




図1を見ますと、この小惑星は月の軌道の内側まで近づいてきているようですが、 これは、軌道が黄道面に投影されているためです。 図2に、ほぼ真横(黄道面に水平に近い方向)から見た図を示します。


図2




最後に、この小惑星の軌道の全体図を示します(図3)。 左が黄道面に投影した図で、右が黄道面を真横から見た図です。 濃く描いた楕円がこの小惑星の軌道で、ほぼ円形の軌道は内側から水星、金星、地球、 火星、木星の軌道です。(図の目盛りの単位は天文単位)


図3



なお、この小惑星の軌道情報などについての詳細は、アメリカのジェット推進研究所(JPL) のホームページhttp://neo.jpl.nasa.govの 中のORBIT DIAGRAMSで調べることができます。