関西支部への誘い

森  巧 (日本スペースガード協会)



4.関西支部

 関西支部は二府四県、地域にはこだわらぬが、この辺で2万人というところか。いま100人。会員の連鎖で増えていくことを期待して、焦らずゆっくりやりましょう。発足はこの拙稿があすてろいどにのる頃、夏です。

 会員登録については、域外の人は申告、域内は無条件、申告で抹消としますが、まあ、そう言わずに一緒にやりましょう。名簿は中央で管理、といっても会員名簿にk印をつけるだけでどうでしょうか。事務所は当面設けないつもり。資金の当てのないことも理由ですが、ルーチンはできるだけ簡素に、しかも多くの人に分散して会員あたりの負担を最小化、限りなくゼロにしましょう。

 以上は私の思いつきです。準備会をつくって詰めます。支部のホームページの立ち上げはずっと遅れそうですので、JSGAのホームページを時に見てください。


5.仕事

 衝突対策は見つけて撃ち落とす、ほとんどそれだけである。私が知りたいのは、いま落ちてくる星を見つけたとして、「だれが、どのように対処するのか、その体制の維持を誰が保証しているのか」といったことです。また、いまの監視体制で「見落とす可能性は何パーセントか」を併せて、「どの程度に地球を護れるのか」、さらに失敗したら「どうなるか」である。

 これらを知った上で、「これでは不満だ」が活動の原点になる。入会もそれが動機でしょう。
私がいま一つ乗れないのも、正確な知識を持たないからです。私事はともかく、監視を含めた対処の体制を「どう改善していくか」が私達の課題になります。もちろん、科学者はそれらの情報を踏まえ、世界と連絡を保ちながら活動し、会を引っ張っています。1、2項のつづきになるが、リーダーへの与力を含め、市民会員が自らの考えをもち、自らの意志で行動するためには、その前段に上記についての完璧なデータセットを作成し日々更新していく作業があります。

 いきなりで恐縮ですが、とにかく関西支部では研究者の協力も得ることとしてこの作業を提案します。これが出発点で、ゴールは、もちろん、政府に対していつも最良のメニューを用意しておくことです。出発点までの準備過程だけでも、図書や資料の管理など、いろいろな仕事がでてくるし、運営についても、ノウハウが得られ、支部は形をなしていくものと思います。

 但し、これも私の思いつきです。運営体制を前もって決めることの面倒を避けるという意味合いもあります。原則を言えば、何をするかは、自分で決めてます。自分で考え、自分でするか、他の人を巻き込むかです。


6.午後の茶会

 夏期の発足になりますが、汗水垂らして人類の安全を背負い込もうと意気込んでいるわけでもありません。もちろん、いざというときのくそ力は期待していますが、それはあくまで結果です。10万人もいます。少しずつ、辛抱強く積み上げればよい。蛇足ですが、表向き何もしない積み上げを思いつきました。一人で本を読むだけでも頭の片隅に何か残る、頭が10万個とすれば、会のポテンシャルは確実、大幅に高くなると言った類です。酒場での雑談がいわゆる普及活動。10万人が酒場に行けば酒代も嵩みますが、もの凄い量の知識が会から流れ出し、また大量の知恵が会に入ってきます。かくてJSGAのストックが増え、衝突の良識が社会に根付いていきます。

 豊かな環境から豊かな発想が生まれます。支部活動の主な道具もインターネットですが、ここには、もう一つあって、電車です。電車の窓の移りゆく景色は、硬直した視点を変えるのに非常に有効と、これは先日気付いた別の話です。図書の交換で思いついたことですが、関西では、おおかたの人がそれぞれ片道1時間ずつ電車に乗れば互いに会同できます。眼をあわせれば、信頼感が育ち、ただの思いつきの段階で議論ができます。それぞれが好奇心の範囲で最先端の科学に触れ、お茶でも飲みながら議論を楽しみ.......まだ落ちてこず、生きているからある豊かな午後のひととき.....そういう日常やってみませんか。