天の川の秘密

奥志 伝足(Occi Dental)



(小さな声で、恥ずかしそう〜〜に)
おかぁ〜さん、、天の川って深いの?
  え?! どうぅかしらぁ、、、、?
おかあさん、行ったことが無いのぉ?
  う〜〜ん、行ったことが無いなぁ、 
ちょっと遠いしねぇ。
遠くないよ! すぐそばだよ、すぐそこなんだよ!
  え〜? そ、そんな気もするわねぇ〜
ね、ねぇ、みっちゃんの秘密、教えたげる、
 誰にも言っちゃ駄目だよ。
きのうね、お寝んねしようと思ってお部屋へ行って、
窓から空を見上げていたの、
そしたら、ねぇ、
窓の外で、うちのピリカと、お隣りのパクがお話をしてたの。
 みゃぁ〜 みょぅ〜 
にゃぁ〜〜 ぐるぐる、にゃぁ〜〜
  うちのみっちゃんはこの頃良く歩くようになってねぇ
  ほんとだね、そろそろ お空の遊びなんかも良いんじゃないかね
  そうだねぇ、じゃ、今夜あたりはどうだい?
って、

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挿絵 JONA
で、ピリカとパクと三人で天の川のそばに立って見ていたの。
天の川は ねぇ、お家から見ていると、紐ぐらいの幅でしょ?
そばに行くと、チョット跨げるぐらいの広さなんだけど、
ホントは広いんだよ、
何処まで、行っても向こう岸にたどり着かないぐらいに、、、、、、
ずぅぅっと、ずぅぅっと、宇宙全部が天の川みたいに広いン だ!
でもね、ピリカとパクと三人でおてて繋ぐと、端から端まで届くんだよ。
三人が、とっても、とぅ〜〜っても、大きくなったみたいな感じがするんだ、

でも、ひとりで真ん中に行くと、両岸が見えないンだぁ〜〜
どうしてなんだろうぅぅ?
わかんないのぅ? おかあ〜さん!
  え? え〜〜 そうねぇ、秘密でぇ教えて!
しょうがないなぁ、
天の川ってねェ、それは今度教えてあぁげぇるっ!
  なぁんだ、けち!
だけど、その代わり、お土産をもってきたんだもン
何だと思う? ねぇ、
このおてての中に入っているんだぁ、
分かんないでしょう〜〜
でも、これは教えたげる、よ。
この中にはねぇ、宇宙が入ってるの、昨日もって帰ってきたんだ。
いい? 広げるよ!

宇宙は手のひらに乗っかるぐらいにちっちゃいんだけど、
こうして、ぐぅ〜、ぐっ、ぐっ、ってやると、宇宙は広がるんだよ。
ね、どこまでも、どこまでも、みっちゃんが動くと、どこまでも、
無限に広がって行くんだよ、
そうすると、天の川さんが急いで後を追っかけて、伸びていくんだ、
だって、宇宙全体に元気が行き渡らないと、
みんなが元気がなくなっちゃうでしょ?
そう、天の川さんが宇宙全体に、元気を分けてあげてるの、、、、
そして天の川の両岸は何処までも何処までも、、、
だから、天の川の中に居ると、元気になって、とっても楽しいンだよ、
でも、ホントは元気を運んでいるのは、ちっちゃなお魚さんなんだ、
ちっちゃなお魚がたっくさん、泳いで宇宙全体に元気を配達しているんだもん、

  ♪ かわいい、かわいい、お魚さん!
  ♭ こんちは、きょぉ〜は、元気は如何です?
  ♪ そう〜ね、どんどんくださいな!
  ♯ こんな、歌、あったっけ?

天の川を歩いていると、お魚たちが足の下に入ってくるから、
とっても、くすぐったくって、
みっちゃん、くっくっくっくっ って笑っちゃったよ。
足の下からも元気が入ってくるっ、て感じ!
このお魚たちのおめめが、ピッカ ピッカ 光っててね、
それが、お家から見ると、ぜーーんぶ、お星様なんだってことが分かったんだ、
ひとりで天の川の真ん中にいると、上も下も、前も後も、
ぜーーんぶ、お星様だらっけぇ、
髪の毛とか、お服に、星がいっぱい、くっついて、
プルッ、プルッ、と振ると、ぱぁーーーっと散って、
流星群!! って なって、とぅっても綺麗!
おかぁさん! 良く見て! こうやって、プルッ、プルッ って
振るんだよ、分かった?
で、私もこの星たちといっしょに、すぅ―――っとっ
飛んでいくと、
あっ、 いけない!、ピリカとパクぅ― 一緒に行くんだよ――
って、 一緒に飛んでくれば、道が明るくて
帰り道に迷わないんだよぉ、

     おほしさま 今日も光ってきらきらと
               私の歩く 道 照らしてる

  あら、あら、この子は私より出来が良いのかなぁ?
  ・・・・・・・
  ン? しずかになったと思ったら、
また、天の川へ遊びにいっているのかしら?

  あ、いけない! 夢の中で
  みっちゃんの話を聞いていたらお洗濯を
    忘れちゃったわ
  物干し、物ホシ、 っと
  あらぁ! ここにも星が有ったぁ〜〜
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挿絵 JONA
つづく、