美星スペースガードセンターからの報告

美星スペースガードセンターへの 1m 望遠鏡の導入
橋本 就安・浅見敦夫(美星スペースガードセンター)




 2001年12月、口径1mの望遠鏡が、美星スペースガードセンターに導入されました。望遠鏡はアメリカのメーカーが作成していましたから、はるばるアメリカから運ばれてきたわけです。設置の作業は、12月6日から開始されました。晴天のもとで、分解された望遠鏡の各パーツが、クレーンによって次々とドームの中に運び込まれました。そしてドームの中で組み立てられ、1mの望遠鏡がついに姿を現したのです。

 望遠鏡が組み立てられた後は、実際に星を観測しながらの調整作業が必要です。そのためには、当然ながら夜晴れないといけないのですが、数日の間、曇ったり雪が舞ったりする日が続いてしまい、なかなか作業が進みませんでした。それでも、ちょうどふたご座流星群がピークとなった日くらいから星を使っての調整作業が始まりました。非常に冷え込む中、明け方近くまでの作業が1週間近く続きました。

 結局、1m望遠鏡の導入のための作業は2週間近くかかるかなり大変なものとなりましたが、この間、日本スペースガード協会の磯部理事長自らが現場に付ききりで指揮を取られました。この作業の結果、まだ調整としては不十分な点がありますが、1m望遠鏡として使える状況になりました。ただし、まだ小さなCCDカメラしか付いていません。これは、1m望遠鏡に接続予定のCCDカメラの制作・調整作業が少し延びているためです。しかし、2002年の初めにはこのカメラが取り付けられる予定で、いよいよ本格的な観測が始まることになります。

 (写真は1m望遠鏡のドームへの設置作業)

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