IMPACT「衝突」14号(2001年10月)の紹介

浅井 義彦(東日本国際大学)



IMPACTはイギリススペースガード協会の機関誌です。その概要を紹介しました。これからその活動の一端がおわかり頂けるのではないかと思います。

IMPACT「衝突」14号の構成、
・Jonathan Tate氏による巻頭言
・スペースガードセンターの概要
・ウェルシュ天文台がSGF情報センターに認定
・最新情報

<巻頭言、Jonathan Tate>

 スペースガードセンターのウェールズ中部への引越しも終わり、センターは既に一般公開されている。英国政府は国立NEO情報センター(National NEO Information Centre)の募集を行うという発表を行ったが、これまでの全国的な組織による活動や経験からすれば、政治的な調整ということも考えられるので確実ではないが、私達のセンターが優位であることは確かである。

 私達の協力者には、アーマー天文台(Armagh Observatory and Planetarium)、グラスゴー科学センター(Glasgow Science Centre)、ハーストモンサックス科学センター(Herstmonceux Science Centre)、リバプール・ジョン・ムーア大学(Liverpool John Moores University and Museum)がある。また、王立天文台グリニッジ(Royal Observatory Greenwich)、エデンプロジェクト(Eden Project)、ヨドレル・バンク・ビジターセンター(Jodrell Bank Visitor Centre)等の組織も大きな関心を寄せている。
 私達は、公共メディアや政治的判断に対する主要なNEO情報源としての位置を維持しており、スペースガード財団(Spaceguard Foundation)は、当センターを「国際スペースガード情報センター(International Spaceguard Information Centre)」として選定している。開所式には、Patrick Moore卿を始め、Mark Bailey教授、David Williams教授、Bill Napier教授、Harry Atkinson博士、Duncan Steel博士、David Asher博士、Nigel Holloway博士が参列した。開所式での写真は、次号で特集を組むことになっている。

23KB
19KB
センター全景

<スペースガードセンターの概要>

当センターの目的は、スペースガード計画の拡充および科学に対する理解増進のために、天文学研究と科学教育に関する世界的クラスの施設を作り、維持することにある。
      
所在地:
センターは、中部ウェールズ地方(mid-Wales)、Knighton近郊の、以前の“Powys County Observatory”にある。センターはKnighton を通るメインロードA4113から簡単にアクセスすることができる。Knightonからの電車もあるが、駅からはかなり遠く、タクシーが正解である。丘の頂上にあるため、全方向に素晴らしい景色を眺めることができ、きれいな地平線を見ることができる。

設備・施設:
望遠鏡は、

カメラObscuraは、340mm semi apochromatic oil spaced doublet, 電子制御. 欧州最大のカメラobscuraであり、Focussingは油圧による床昇降による。
他に、25名収容のプラネタリウムがあり、コンピュータ制御の地震計データのリアルタイム表示施設、気象観測機器や衛星からのリアルタイム画像取得施設などがある。

一般公開など:
グループでは、1時間半程度の昼間と夜間のツアーが一年中可能である。料金は、昼間は大人」 5.00、子供(5-15才) 」 3.00、夜間は大人」 6.00。また、センターは月曜と火曜を除き毎日公開しており、毎日、10:30と15:00に定期ツアーがスタートする。大人」 5.00、子供(5-15才) 」 2.50。
学校からの訪問は随時受け付けており、子供1名あたり」 2.50で、7人の子供で1人分の教員が無料になる。また、要望があれば小中学校の教員用資料セットを提供する。
センターでは、スペースガードプログラムを始めとする様々な天文学的話題について講義や解説を行っている。
学校や機関への出向も可能。
<つづき⇒>