美星スペースガードセンターからの報告
岡山県議会総務委員会議員の美星スペースガードセンター視察
磯部 しゅう三 (日本スペースガード協会理事長)


美星スペースガードセンター(BSGC)の活動について、岡山近辺のマスコミに取り上げられているばかりでなく、2001年倉敷美術館で開催したNEO観測の国際協力のシンポジウムに後援依頼をする時などに岡山県の環境部や企画振興部に直接行って、日本スペースガード協会の活動について詳しく説明させてもらってきた。国際シンポジウムの際には、石井知事の代理で山口副知事が歓迎の挨拶をしていただき、また最後の夕食会には板野環境部長が出席し、挨拶をしていただいた。

2000年夏に美星町が開催した星空の街全国大会で、磯部が招待講演をさせてもらった折、高松宮御夫妻、川口則子環境庁長官他、岡山県からは石井知事を始め県選出の国会議員、岡山県議会議員等、多くの方々に美星スペースガードセンターの活動の重要性について聞いてもらうことができた。

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制御室で質問をする議員 1m用ドーム内で望遠鏡の性能を聞く議員

そのようなことが下地にあったため、今回は岡山県議員総務委員会メンバーの議員20名のうち、15人が視察に来ていただくことができた。BSGCの施設の概要を説明し、またBSGCのシステムの特徴である広視野を一挙に観測することの大切さや1m望遠鏡の視野(2.5度x3度)はCCD観測システムとしては世界一大きいことを説明すると、技術的なことのわかる2?3の議員の方が、かなり詳しい質問をしてこられたので、これまでの各種のJSGAの普及・啓蒙活動が徐々に各方面で理解され始めてきたように思えて嬉しかった。BSGCのドーム内で、1m望遠鏡を見た人たちは、その口径が美星天文台の101cmより少し小さいので、こんなものかという感じもあったが、その基本性能の違いを説明すると、大いに感激されていた。

展示館では、衝突のインパクトのすごさに驚かれた。mv^2/2という単純なエネルギー法則の説明を加えると、そのような大破壊がなぜ起こるのかを理解された。
岡山県では、2002年4月1日から罰則が付いたものとしては初めての光害条例を施行されており、かなり環境問題に関心があることは確かである。宇宙の環境問題にもご理解をお願いした。また、岡山県はIT先進県の1つでもあり、情報ハイウェイの光ケーブルが県内に張り巡らされていて、JSGAの活動にとって非情に有り難いことであるとお礼を述べた。情報ハイウェイには賛成の議員も反対の議員もおられたのであろうが、石井知事に“ヨイショ”したことにもなったのかもしれない。

視察予定時間は30分であったが、質問が多くて熱心であったので、15分も延長することになって、後の訪問先にご迷惑をかけてしまうことになってしまった。しかし、JSGAとしては、非常に効果的な視察をしてもらえたと思っている。

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