美星スペースガードセンター

大型望遠鏡
 主鏡直径1mの大型望遠鏡には、高感度の冷却CCDカメラが取り付けられます。カメラは10個のCCD受光素子がモザイク状に並べられたもので、それによって視野角3度という広い範囲を観測することができます。冷却CCDカメラによって取り込まれたデジタル画像データは、計算機へ送られ解析されます。

1m光学望遠鏡の主要諸元
焦点モード

カセグレン焦点、合成F 約3

視野直径

3度角

最大追尾速度

赤経・赤緯1度/秒以上

架台方式

フォーク式赤道儀

CCDカメラ

視野直径約160mm
2,000×4,000ピクセルのものを10個使用

CCD温度

観測時 約173K

1m光学望遠鏡
(製作中)

追尾用小型望遠鏡
 主鏡直径50p及び25pの小型望遠鏡は、主に高速で移動する宇宙デブリ等の追尾観測のために使われます。そのため、大型望遠鏡のおよそ5倍以上のスピードで鏡筒を動かすことができるよう設計された架台に搭載されます。受光素子はCCDで、画像データの解析から宇宙デブリ等の軌道の決定等が行われます。

0.5m光学望遠鏡の主要諸元
 
 

50cm光学望遠鏡

25cm光学望遠鏡

焦点モード

カセグレン焦点、合成F 約2

ベーカーリッチクレチアン式、合成F約5

視野直径

2度角

5度角

最大追尾速度

赤経・赤緯5度/秒以上

同左(50cm望遠鏡に同架)

架台方式

フォーク式赤道儀

同左(50cm望遠鏡に同架)

CCDカメラ

視野直径約 50mm

2,000 ×4,000ピクセルのものを2個使用

2,000 ×2,000ピクセル

CCD温度

観測時 約173K

観測時 約243K

写真



観測ドーム・観測室
 大型望遠鏡の観測ドームは直径6mで、床面からドーム頂上までの高さも約6mとなっています。このドーム内に設置される大型望遠鏡は、建物自体の揺れの影響を受けないように、建物とは独立した地上15mのピア(柱)の上に据え付けられます。ドーム内は、夜間の観測時の外気温との温度差が小さくなるよう、昼間のうちから冷却されます。
 追尾用小型望遠鏡の観測室は幅4.5m、奥行き4mの長方形で、観測時には前側の4mの長さの屋根が、後ろ側の6mの屋根部分に移動するスライディングルーフ式観測室となっています。この望遠鏡のピアも建物とは独立しています。また、室内の冷却も大型望遠鏡ドームと同様に行われます。
 これら2つの観測室は、東西方向に約30m離れて設置されます。
宇宙デブリ・地球近傍小惑星光学観測システム構成(案)

計算機システム及びLAN
 現在想定されているLANを用いたシステムは、右図のようになっています。いずれの望遠鏡もコンピュータ制御によって駆動され、施設から観測データを外部に送信するだけでなく、外部からのコントロールも可能となっています。

観測計画
 定常観測として、ユーザの要望により、宇宙デブリの探索と地球に接近する小惑星の観測を行います。