小惑星ニュース - JSGA Web News No.161 -
アポロ型特異小惑星2014 AAの地表面衝突  年が改まった2014年1月2日04時過ぎUTに小天体が地球の大気層に突入した.この天体 は,アポロ型特異小惑星2014 AAで,この小惑星は,1月1日15時18分にレモン山サーベイ で発見された.発見光度は19等級で,このとき,小惑星は,すでに地球に0.0016 AUまで 接近していた.発見後,小惑星は16時27分まで,わずかに1時間09分間,追跡され,その 12時間後には,地表面に衝突した.ただし,小惑星の標準等級はH=30.9等と暗く,その 直径は2.3-mほどしかなかったため,大気中で燃えつきてしまったものと思われる.  わずかな観測から決定した軌道は次のとおり.ただし,軌道には大きな誤差があるだろ う.摂動は,加算されていない. 2014 AA Epoch 2014 Jan. 3.0 TT = JDT 2456660.5 Nakano M 325.88 (2000.0) P Q n 0.78299 Peri. 52.32 -0.89770 -0.43992 a 1.1658 Node 101.57 +0.39595 -0.82990 e 0.2146 Incl. 1.43 +0.19327 -0.34312 P 1.26 H 30.9 G 0.15 U * 軌道図は,次のとおりで,小惑星は,その昇交点を昇ってきたところで地球に衝突した. ●地表面への接近  その地球への衝突状況を下の図に示した.小惑星は,1月1日18時UT頃に西インド洋の 上空約18.5万Kmを通過し,西進し1月2日00時頃に西アフリカ海岸上空約7.4万Kmを通った. その後,カリブ海上空1.2万Kmでターンし,東進し04時06分頃UTに中部大西洋で地表面( 海面)に衝突した.衝突地点は,西経36゚.0,北緯+11゚.2,衝突速度は5.12-Km/sとなる が,軌道の誤差が大きいために衝突地点は定かでない.なお,小惑星は,衝突1分前の04 時05分に大気層(180-Km)に入ったものと思われる. JSGA Web News No. 161 2014 January 6 日本スペースガード協会 (c) Copyright JSGA 2014 中野 主一

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