[日本スペースガード協会]

今週のニュース( Oct  27 )


会員の祖父江様からの情報です。
*1999年10月27日受付


今週は次の4件のニュースをお送りします。
(1) 地球の奇妙な隣人(EARTH'S PECULIAR NEIGHBOURS)
(2) もう1つの潜在的に危険な小惑星が発見される
    ANOTHER POTENTIALLY HAZARDOUS ASTEROID DISCOVERED
(3) 天文学者が小惑星の警告を公表する
    ASTRONOMERS ISSUE ASTEROID ALERT
(4) 新しい観測が小惑星衝撃の脅威を排除する
    New Observations Eliminate Asteroid Impact Threat


1.概要

(1) 地球の奇妙な隣人(EARTH'S PECULIAR NEIGHBOURS)は地球と 行動を共にする、特異な軌道を持つ小惑星(3753)Cruithneに関するニュースで 機関紙 あすてろいどでこの小惑星について取上げられ、そして、以前のニュース でも紹介した。この小惑星の運動を解析して、”共有軌道(coorbital)運動” という 新しい軌道理論を展開している。
(2)から(4)は地球に接近する新たな小惑星 1999 RM45が9月14日LINEA R計画 で発見され、半世紀先に僅かながら衝突の恐れがあると、フォロー観測を要請してい た。 其れを見失う前に、軌道を確定することと、衝突の予測のためであった。 オーストラリアの天文台が観測を行い、衝突の危惧が排除された。トリノスケールが 公表されて以来、初めてのケースで、現在スケール0に分類されている。
(2)及び(3)は発見の経緯を、(4)はフォローアップ観測の結果、安全の宣言 を 紹介している。同時に非常に微かな小惑星をフォローするため、専用の 大型望遠鏡の必要性に言及している。


2.詳細

(1) 地球の奇妙な隣人(EARTH'S PECULIAR NEIGHBOURS)
    * NASA( Ron Baalke 氏 )から配信
    * フィジカル レビューフォーカス(Physical Review Focus)
     http://focus.aps.org/v4/st16.html
    * 1999年9月24日発行

[日本語要約]

 地球に向かってくる小惑星は良い映画の筋書きを作る。しかし天文学者がまだ このような天体を衝突進路上に見いだしていない。 しかしながら、太陽系で我々の 近傍にたくさんの小惑星がある、そして物理学者のチームが今いくつかの新しい タイプの地球に接近する小惑星(NEA)の軌道運動を発見した。 9月27日のPRLで彼らは3個の周知の小惑星の軌道の彼らの理論とコンピュータシ ミュレーションについて述べている。 物理学者は我々がそのような物体との衝突の心配がないが、未発見の地球の衛星を 含めて,これらの新たに発見された軌道を占める、多くの小惑星があるかもしれない と結論している。

 その軌道は小惑星が独立して太陽を公転するよりも、むしろ惑星と太陽との重力の ダンスに縛られている”共有軌道(coorbital)運動”の例である。共有軌道運動の 単純なタイプで、2つの物体が太陽を公転するように、小惑星が常に地球の前方で 少し離れたて、地球の軌道トラックの近くに留まることが出来た。 小惑星は、 毎年(地球の見地から)太陽の周りを、より遠く前方にでて、地球より若干速く 移動するができた。 数年後に、その小惑星は再び速度を落す前に、地球それ程 後れない位置で、太陽の回りをずっと進むことが出来る。そして地球から 他の方向に引き返えすように見える。

 小惑星(3753)Cruithneが数年前に発見された時には、「馬蹄」軌道のように 思われた。しかし太陽系の平面でその大いな離心(卵の形をした)の軌道と急な 傾斜角は現在の理論で説明することができないと、Fathi Namouni、 クインメアリー&ウエストフィルド大学( ロンドン )が言った。
 小惑星のだ円軌道の形と向きが時間で進化するので、Namouni と彼の同僚は その長期間の平均の位置に基づいて共有軌道運動の理論を展開した。 彼らは運動の いくつかの新しいクラスを発見した、そして前の理論と異なり、彼らの予測は 大きな離心と傾斜している軌道が確かである。 彼らの予測をチェックするために、 (研究者)チームは過去と未来の 105年間にそれらの軌道経路を見るために少数の 実際の小惑星でコンピュータシミュレーションを行った。これらの小惑星は新たに 発見された行動のすべてを示した。

 「逆行の衛星運動」 − 運動の新しいクラスの1つ − で、小惑星は遠距離で多分、 惑星と太陽との間の半分の距離で、ゆっくりと惑星を公転することができる。 Cruithneは「複合的な」軌道−逆行の衛星運動と修正された馬蹄の組合わせ−に あるように思われる。チームは同じく高い離心率の小惑星が惑星によって一時的に 獲得され、そして、ぶらつきながら去る前に、何千年間も安定した共有軌道運動に 留ることができる。そして彼らが調査したもう1つの小惑星は 計算によれば、 離れ去ってしまう前に、35,000年間地球を周回したことを発見した。
 Namouniは、軌道が混沌よりむしろ、安定しているから、内惑星の全てが共有 軌道運動で動きが取れなくなっている小惑星との衝突から守られていると説明する。 彼はそれらの軌道のモードを占め、多分未だ誰も探索していない領域で地球を 周回している、もっと多くの小惑星がまもなく発見されることを予期している。  理論はどの様に惑星が形成されたかを理解する上で「重要であることが判明する かもしれない」、スコットTremaine( プリンストン大学 )が言っている。 そして其の理論は宇宙探査の立案者に、彼らの宇宙探索機のために新しい重力の トリックを思い付くかもしれないと言う。しかし彼はその業績の最も重要な事は、 共有軌道運動の完全な分類を提供したことであると言っている。そしてそれは 他の小惑星の、地球に衝突の可能性がある小惑星を含め、他の小惑星をより 理解を進めることである。


[原文]

EARTH'S PECULIAR NEIGHBOURS

An asteroid heading toward Earth makes a good movie plot, but astronomers haven't yet found any heavenly bodies on such a collision course. There are plenty of asteroids in our neighborhood of the solar system, however, and a team of physicists has now discovered several new types of near-Earth-asteroid orbital motion. In the 27 September PRL they describe their theory and computer simulations of the orbits of three known asteroids. They conclude that although we are safe from collisions with such objects, there may be many asteroids inhabiting these newly discovered orbits, including undiscovered satellites of Earth.

The orbits are examples of "coorbital motion," where the asteroid is locked into a gravitational dance with a planet and the Sun, rather than orbiting the Sun independently. In one simple type of coorbital motion an asteroid could stay close to Earth's orbital track, always remaining some distance ahead of Earth as the two bodies orbit the Sun. The asteroid could move slightly faster than Earth, advancing farther around the sun (from Earth's perspective) with each year. After many years it could advance all the way around the Sun to a point not far behind Earth, before slowing down again and appearing from Earth to turn back the other way.

Asteroid (3753) Cruithne appeared to be in such a "horseshoe" orbit when it was discovered a few years ago, but its highly eccentric (egg-shaped) trajectory and steep inclination with the plane of the solar system couldn't be explained by current theories, says Fathi Namouni of Queen Mary and Westfield College in London. Namouni and his colleagues developed a theory for coorbital motion based on the long-term average position of the asteroid as the shape and orientation of its elliptical orbit evolves with time. They found several new classes of motion, and unlike previous theories, their predictions are valid for highly eccentric and inclined orbits. To check their predictions, the team ran computer simulations for a few real asteroids to see their orbital tracks 105 years into the past and future. These asteroids exhibited all of the newly discovered behaviors.

In "retrograde satellite motion"--one of the new classes of motion--an asteroid can slowly orbit a planet at a great distance, perhaps half the distance between the planet and the sun. Cruithne appears to be in a "compound" orbit--a combination of retrograde satellite motion and a modified horseshoe. The team also discovered that high eccentricity asteroids can be temporarily captured by a planet and remain in stable coorbital motion for thousands of years before wandering away: Another asteroid they investigated orbited Earth for 35,000 years before leaving, according to their computations.

Namouni explains that all of the inner planets are protected from collisions with asteroids locked in coorbital motion because the orbits are stable, rather than chaotic. He expects that more asteroids will soon be discovered inhabiting some of these orbital modes, perhaps even orbiting the Earth in a region where no one has yet looked.

The theory "may prove to be important in understanding how planets were formed," says Scott Tremaine of Princeton University, and it may also allow space mission planners to come up with new gravitational tricks for their space probes. But he says the main significance of the work is that it provides a complete classification of coorbital motions, which should allow a good understanding of other asteroids, including their likelihood of hitting Earth.


(2) もう1つの潜在的に危険な小惑星が発見される
    ANOTHER POTENTIALLY HAZARDOUS ASTEROID DISCOVERED
    * NASA( Ron Baalke 氏 )から配信
    * スペースビュウ(SPACEVIEWS)
     http://www.spaceviews.com/1999/10/05b.html
    * 1999年10月5日発行

[日本語要約]

 天文学者は、21世紀の中頃に地球との衝突が非常に小さいが、ゼロ以外の 可能性があるもう1つの地球に接近する小惑星の発見を今週報告した。
 小惑星、1999 RM45は、イタリア、ピサ大学の科学者によってなされ、10月4日 月曜日に発表された予備の軌道予想によれば、2042年か2050年に地球と 衝突する可能性が一億分の1以下である。
 直径340と770メートルの間にあると推定された小惑星はニューメキシコ州の LINEAR 望遠鏡によって9月14日、発見された。 天文学者は(小惑星を)発見した 週に合計38回の観測を行った。その小惑星は20日以降観測されなかったが、 予備軌道の決定には十分であった。
 予備軌道に基づいて、ピサの大学のスティーブ Chesley は次の世紀に地球と 1999 RM45との間で2回、潜在的であるが、殆どありそうもない衝突を発見した。 2042年3月には、地球との衝突が3億分の1の可能性があり、その 8年後に その可能性が2億5千万分の1である。
 その小惑星は Torino スケールが0である。そして其のスケールは小惑星による 脅威を 0から10迄 の尺度で(示し)、今年の初めに明らかにされた。 Torino スケールで0は同じ大きさの任意の未発見の物体よりも衝撃の確率が小さい 物体に対応している。
 潜在的に(衝突する可能性がある小惑星の)発見の発表は天文学者に、現在、 光度19等星で、うす暗くなりつつあり、 それを見失う前に、小惑星を 観測するよう奨励させられた。
 「このような衝撃の非常に低い確率が RM45 によって提示された危険が一般的な 大衆の重大な関心事ではないことを意味する」、と小惑星メーリングリスト (MPML)への投稿でピサの大学のスティーブ Chesley が言った。「しかしながら」、 彼は「私は NEO [地球に接近する物体]コミュニティがこの PHA [ 潜在的に危険 な 小惑星]を見失わないことを保証することか、あるいは少なくとも、それを見失う前 に、 可能な限り軌道を改良するため、あらゆる合理的で、かつ実用的なステップをとる ことが非常に重要であると思う」と、付け加えた。
 少なくとも(発見)当時は、21世紀に地球に衝突する僅かな可能性がある いくつか の 小惑星が過去2年間に発見された。 1998年3月に、よく知られた1997 XF11 事件の 他、 小惑星1999 AN10 と1998 OX4 は今年の初めに僅かに衝撃の確率があることが わかった。 1998の OX4 が失われた間に、1999の AN10 によっての衝撃が他の観測によって 除外された。
 しかしながら、これらの発見はNEO発見を フォローアップする専用の望遠鏡が必要 で あることを、少なくとも1人の観測者に確信させた。 「 RM45 が不鮮明という条件のもとで、 NEO探索コミュニティが最も重要で必要なこ とは それを解決するのに、RM45のような物体の観測が本当に必要な時、そのような (光度22-23-24等級)かすかな物体を探索するのに十分強力な大型望遠鏡 (特にNEO探索専用の)を持つことにある思われる」、とベニー Peiser 、ケンブ リッジ 会議ネットワーク(CCNet)メーリングリストの議長、が指摘した。
 「過去数日間だけでも 9個の新 NEOs を発見したことが記録で」、 Peiser は「適 切な フォローアップの観測機材が必要性は近い将来さらに一層重要になることは 明確である。」と、付け加えている。
 多くの他の NEOs と同様に、1999 RM45はニューメキシコの LINEAR 望遠鏡で 発見された。 天文学者は他の人々がその小惑星を観測することを期待している。 結果彼らがより良くその軌道を改良し、そして衝突の確率は、もしあるなら 何程かを決定することである。


[原文]

Astronomers reported this week the discovery another near-Earth asteroid that has an extremely small, but non-zero, chance of colliding with the Earth in the mid-21st century. Based on the preliminary orbit, Steve Chesley of the University of Pisa found two potential but very unlikely collisions between the Earth and 1999 RM45 next century. In March of 2042, the asteroid as about a 1-in-300 million chance of hitting the Earth, and eight years later has a 1-in-250 million chance of a collision.

The asteroid is still a 0 on the Torino Scale, a 0-to-10 measurement of the threat posed by an asteroid unveiled earlier this year. A 0 on the Torino Scale corresponds to an object with a smaller probability of impact than that for a random undiscovered object of similar size.

The announcement of the potential discovery was made to encourage astronomers to observe the asteroid, currently at about magnitude 19 and dimming, before it is lost..

"Such a very low probability of impact means that the risk posed by RM45 is not of serious concern to the public at large," said Chesley in a posting to a minor planets mailing list, "however, I think it is very important for the NEO [Near-Earth Object] community to take all reasonable and practical steps to ensure that this PHA [Potentially-Hazardous Asteroid] is not lost, or at least to improve the orbit as much as possible before it does become lost."

Several asteroids have been discovered in the last two years that, at least for a time, has a small possibility of a collision with the Earth in the 21st century. In addition to the well-publicized 1997 XF11 affair in March 1998, asteroids 1999 AN10 and 1998 OX4 were found earlier this year to have small impact probabilities. While 1998 OX4 has been lost, an impact by 1999 AN10 has been ruled out by other observations.

These discoveries, however, have convinced at least one observer of the need for dedicated telescopes to follow-up NEO discoveries. "Given the faintness of RM45, it would appear that the most important need for the NEO search community is to have at its disposal a large telescope (specifically dedicated for NEO searches) which is powerful enough to search faint objects such as RM45 (i.e. mag 22-23-24) when such observations are really needed," noted Benny Peiser, moderator of the Cambridge-Conference Network mailing list.

"With a record 9 new NEOs discovered in the last few days alone," Peiser adds, "it is clear that the need for adequate follow-up instrumentation will become even more relevant in the near future."

Like so many other NEOs, 1999 RM45 was discovered by the LINEAR telescope in New Mexico. Astronomers hope others will observe the asteroid so they can better refine its orbit and determine what collision probability, if any, it has.


(3) 天文学者が小惑星の警告を公表する
    ASTRONOMERS ISSUE ASTEROID ALERT
    * MSNBC 「スペース・ニュース」、
      http://www.msnbc.com/news/319598.asp?cp1=1#BODY
    * アラン Boyle 記者
    * 1999年10月5日発行

[日本語要約]

 地球と衝突する危険が非常に少ないが、小惑星観察者がもうひとつの潜在的な 脅威に注目しているか? ”2042年か2050年に小惑星1999 RM45が1億分の1 以下の確率で地球と衝突する可能性がある”、と天文学者が言っている。 追加観測が大抵の場合、完全にその小さな可能性さえ排除する。しかし専門家は 更に多くの小惑星が、突然にその様な警戒させることが起きると予想している。

 非常に微かな小惑星が9月14日、最初LINEAR(Lincole Near Earth Research) 計画で発見され、そのコースはその軌道のただ6日間の観測実績で追跡された。 仲間の小惑星観察者へのメッセージで、ピサ大学の天文学者スティーブ Chesley は月曜日に follow-upが“絶対に必要であると言った”。

 限定された観測でこれまでのところ、 Chesley と彼の同僚は2042年か2050年に 地球で衝突進路の上に1999の RM45 として知られている小惑星を置くことができた 可能性がある軌道を計算した。 しかし衝突の推定された危険は?1億分の1以下の 可能性か?前もって発見されていないが、地球と衝突する1キロ程 (半分マイル程)のすい星や小惑星の(衝突)確率よりはるかに低い。 NASAは十万分の1と百万分の1の間で(衝突)危険を推定した。

 Chesley 、 ピサ計画でイタリアの同僚、アンドレア Milani とジオバニ Valsecchi と 共に働くアメリカ人、は1999 RM45 を社会で深刻に考えるべきではないと言った。

 “しかしながら、”に彼は彼の投稿で言った、“私は NEO (地球に近づく物体) コミュニティがこれ PHA (潜在的に危険な小惑星)が見失なはないことを保証する すべての合理的な、そして実用的なステップをとることか、あるいは少なくとも、 それを見失ってしまう前に、可能な限りその軌道を改善することは非常に重要で あると思う。

 心配事は、小惑星が現在くじら座にあり、近い将来の衝突の可能性を排除させる べく十分な観測をする前に、視界から消えていくかもしれないということである。

 現在、 Chesley は電子メールメッセージで、観測者が口径で50センチ(19インチ) より小型の望遠鏡でそれを検出することが非常に幸運である“と MSNBC に話した。 これは、すべてのアマチュアではないが、大部分のアマチュアには手が届かない 所に小惑星が置かれている。そして follow-up に利用可能なひと握りの適任な 専門的に操作された望遠鏡だけがある。

 火曜日に、彼は、オーストラリアの Siding スプリング天文台がその 小惑星の新な 観測をしたことを報告した。そして彼は”私がどのようにこれらの測定が軌道に 影響を与えるかを知る前に”MSNBCに話をした。

小惑星の脅迫

 過去2年にわたって、いくつかの地球に接近する小惑星がより密接なモニタリングに 対し緊急の要求をひき起こした、しかしそれぞれのケースで、いっそう詳細な観測が 衝突危険をゼロに減らした。 それにもかかわらず 、それらの警告であるか? ”Deep Impact”や ” rmageddon ” のようなハリウッドのベストセラーと比べて同じ様に上手に 小惑星とほうき星に よって 示される潜在的な脅威に増加する注目を引けるのか。

 科学者が幅1キロより大きい物体と衝突が熱核に相当する大きさのカタストロフィー を 起こすであろうと言う。 過去の衝撃が6千5百万年前に、恐竜の崩壊を含めて、 大量絶滅を起こしたと思われる。

 昨年、NASAは1,000以上と推定される この様なオブジェクトのただ10パーセン ト だけがモニターされていたと言った。 けれどもその時以来、LINEARや他の努力の おかげで、検出の割合は劇的に増加した。 ドナルド Yeomans 、ジェット推進研究所の天文学者、NASAのNEO計画オフィス の 責任者、はより多くの1999 RM45 のようなケースが生ずることを予想したと言った。

 “これは我々が数カ月毎に(衝撃を)うける物体の典型的なクラスであり、は現 在、 我々はそれらをモニターするソフトウェアを持っている”と彼は MSNBC に話した。

 1999 RM45 は”真の関心ではなかった”と Yeomans が言った。 彼は小惑星が今 衝撃危険を評価するために使われて最近発表された Torino スケール上で“を 完全にゼロ”と評価するであろうことを指摘した。

 “しかし、もしより洗練された若干のアマチュアがもう少しより良くその軌道を明 確に する努力に、少し多くの観察することができたなら素晴らしいと指摘したことは Chesleyが 正しい”と 彼が加えた 。

 Chesley は1999 RM45が示した脅威が”確かにアカデミックな関心”で” 心配すべ きは 未発見の小惑星である”ことに同意した。“いわゆる背景危機(Background risk) は 数十万年ごとに世界的な気候の大惨事を起こすのに十分大きい衝撃とみなす”と 彼は言った。 これはその様なカタストロフィーが典型的な人間の一生(life span) で 生じる事が約3,000分の1可能性であろことを意味する。


[原文]

By Alan Boyle: MSNBC

Oct. 5 ? Asteroid-watchers are drawing attention to another potential threat ? although the risk of a collision with Earth is astronomically small. There’s less than one chance in 100 million that Asteroid 1999 RM45 could hit Earth in the year 2042 or 2050, astronomers say. Further observations most likely will completely eliminate even that small chance, but experts say they expect more such alerts to crop up.

The extremely faint asteroid was first spotted by the Lincoln Near Earth Asteroid Research (LINEAR) project on Sept. 14, and its course has been tracked over only six days’ worth of its orbit. In a message to fellow asteroid-watchers, University of Pisa astronomer Steven Chesley said Monday that there was a “critical need of follow-up.”

Based on the limited observations so far, Chesley and his colleagues calculated potential orbits that could put the asteroid, known as 1999 RM45, on an collision course with Earth in 2042 or 2050. But the estimated risk of collision ? less than one chance in 100 million ? is far lower than the probability of a previously undetected half-mile-wide (1-kilometer-wide) comet or asteroid hitting the earth. NASA has estimated that risk at between one in 100,000 to one in a million.

Chesley, an American who works with Italian colleagues Andrea Milani and Giovanni Valsecchi at the Pisa program, said 1999 RM45 should not be of serious concern to the public.

“However,” he said in his posting, “I think it is very important for the NEO (near-Earth object) community to take all reasonable and practical steps to ensure that this PHA (potentially hazardous asteroid) is not lost, or at least to improve the orbit by as much as possible before it does become lost.”

The concern is that the asteroid, now in the constellation Cetus, may fade from sight before enough observations are made to eliminate the possibility of a collision in the foreseeable future.

Currently, Chesley told MSNBC in an e-mail message, “an observer would have to be very lucky in order to detect it with a telescope much smaller than a half-meter (19 inches) in aperture. This puts it out of reach of most, but not all amateurs, and there is only a small handful of suitable professionally operated telescopes available to do follow-up.”

On Tuesday, he reported that the Siding Spring Observatory in Australia had made fresh observations of the asteroid. “It will be some time before I know how these measurements affect the orbit,” he told MSNBC.

THE ASTEROID THREAT

Over the past couple of years, several near-Earth asteroids have sparked urgent calls for closer monitoring, but in each case, more detailed observations have reduced the collision risk to zero. Nevertheless, those alerts ? as well as Hollywood blockbusters such as “Deep Impact” and “Armageddon” ? have drawn increasing attention to the potential threat posed by asteroids and comets.

Scientists say a collision with an object bigger than a kilometer wide would cause a catastrophe of thermonuclear proportions. Past impacts are thought to have caused mass extinctions, including the demise of the dinosaurs 65 million years ago.

Last year, NASA said only 10 percent of such objects, estimated to number more than 1,000, were being monitored. But since then, thanks to LINEAR and other efforts, the detection rate has increased dramatically.

Donald Yeomans, an astronomer at the Jet Propulsion Laboratory who heads NASA’s Near-Earth Object Program Office, said he expected many more cases like 1999 RM45 to arise.

“This is typical of a class of objects that we’re gong to get every couple of months, now that we have the software to monitor them,” he told MSNBC.

1999 RM45 was of “no real concern,” Yeomans said. He noted that the asteroid would rate a “flat-out zero” on the recently announced Torino scale now being used to evaluate impact hazards.

“But Chesley’s correct in pointing out that it would be nice if some of the more sophisticated amateurs could get a few more observations of it in an effort to pin its orbit down a little bit better,” he added.

Chesley agreed that the threat posed by 1999 RM45 was “certainly only of academic interest.” “The ones to be concerned about are the undiscovered asteroids,” he said. “The so-called background risk calls for an impact large enough to cause a global climatic disaster every few hundred thousand years. This translates into about one chance in 3,000 that such a catastrophe will occur in the typical human life span.”


(4) 新しい観測が小惑星衝撃の脅威を排除する
    New Observations Eliminate Asteroid Impact Threat
    * NASA( Ron Baalke 氏 )から配信
    * スペースビュウ(SPACEVIEWS)
    * 10月7日発行

[日本語要約]

 地球に接近する小惑星の新しい観測が物体が次世紀地球に衝突するという今週の 前半に報告された極めて小さな危険を排除した。 天文学者は小惑星1999 RM45が2042年あるいは2050年に地球を打つ可能性が 1億分の1以下であることを今週前半に報告していた。その予測はニューメキシコの LINEAR 望遠鏡で、9月中旬に発見された後、約1週間の観測結果に基づいていた。

 しかし、R.McNaught、オーストラリア国立大学の天文学者は、その潜在的な 衝撃危険の発表後にその小惑星を再発見することが可能であった。それらの観測の 位置から小惑星の軌道を改良し、そして2042年あるいは2050年に(予測された) いかなる衝撃の可能性も排除した。

 この様な観測は最初に1999 RM45の衝撃危険を報告した天文学者の希望であった。 「この様な衝撃の非常に低い確率でRM45の提示した危険が一般的な大衆の重大な 関心事ではないことを意味する」、と小惑星メーリングリスト(MPML)への投稿で ピサの大学のスティーブ Chesley が言った。

 「しかしながら」、彼は「私はNEOコミュニティがこのPHA[潜在的に危険な小惑星] を見失わないことを保証することか、あるいは少なくとも、それを見失う前に、 可能な限り軌道を改良するため、あらゆる合理的で、かつ実用的なステップを とることが非常に重要であると思う」と、付け加えた。

 小惑星は Torino スケールで0を越えて(1以上に)決してならなかった。(その Torino スケール)は今年の初めに小惑星が示す脅威を 0から10まで計数化したも の。 Torino スケールで0は類似の大きさの任意の未発見の物体より小さい衝撃の確率が ある物体に対応する。

 少なくとも(発見)当時は、21世紀に地球に衝突する僅かな可能性がある いくつかの小惑星が過去2年間に発見された。1998年3月に、よく知られた1997 XF11 事件の他、小惑星1999 AN10 と1998 OX4 は今年の初めに僅かに衝撃の確率が あることがわかった。 1998 OX4を見失ったが、1999 AN10に依る衝撃が他の観測 (結果)でによって排除された。

 しかしながら、これらの発見はNEO発見を フォローアップする専用の望遠鏡が 必要であることを、少なくとも1人の観測者に確信させた。「 RM45 が不鮮明という 条件のもとで、 NEO探索コミュニティが最も重要で必要なことはそれを解決するの に、 RM45のような物体の観測が本当に必要な時、そのような(光度22-23-24等級) かすかな物体を探索するのに十分強力な大型望遠鏡(特にNEO探索専用の)を 持つことにある思われる」、とベニー Peiser 、ケンブリッジ会議ネットワーク (CCNet)メーリングリストの議長、が指摘した。


[原文]

New observations of a near-Earth asteroid have eliminated the extremely small risk reported earlier this week that the object could collide with the Earth next century.

Astronomers had reported earlier this week that asteroid 1999 RM45 had a less than 1-in-100 million chance of striking the Earth in either 2042 or 2050. That prediction was based on about a week's worth of observations after its mid-September discovery by the LINEAR telescope in New Mexico.

However, Rob McNaught, an astronomer with the Australian National University, was able to recover the asteroid after the announcement of its potential impact risk. The positions from those observations have refined the orbit of the asteroid and eliminated any probability of an impact in either 2042 or 2050.

Such observations were the hope of astronomers who first reported the impact hazard of 1999 RM 45. "Such a very low probability of impact means that the risk posed by RM45 is not of serious concern to the public at large," said Steve Chesley of the University of Pisa in a posting to a minor planets mailing list.

"However," he added, "I think it is very important for the NEO [Near-Earth Object] community to take all reasonable and practical steps to ensure that this PHA [Potentially-Hazardous Asteroid] is not lost, or at least to improve the orbit as much as possible before it does become lost."

The asteroid never went beyond a 0 on the Torino Scale, a 0-to-10 measurement of the threat posed by an asteroid unveiled earlier this year. A 0 on the Torino Scale corresponds to an object with a smaller probability of impact than that for a random undiscovered object of similar size.

Several asteroids have been discovered in the last two years that, at least for a time, has a small possibility of a collision with the Earth in the 21st century. In addition to the well-publicized 1997 XF11 affair in March 1998, asteroids 1999 AN10 and 1998 OX4 were found earlier this year to have small impact probabilities. While 1998 OX4 has been lost, an impact by 1999 AN10 has been ruled out by other observations.

These discoveries, however, have convinced at least one observer of the need for dedicated telescopes to follow-up NEO discoveries. "Given the faintness of RM45, it would appear that the most important need for the NEO search community is to have at its disposal a large telescope (specifically dedicated for NEO searches) which is powerful enough to search faint objects such as RM45 (i.e. mag 22-23-24) when such observations are really needed," noted Benny Peiser, moderator of the Cambridge-Conference Network mailing list, earlier this week.


3.訳者の所感

特異な小惑星(3753)Cruithneは月以外に最初に発見された、地球の お供である。将来何個発見されるか楽しみにしたい。この小惑星が地球の お供になった起源(捕獲?)や安定である期間などが明らかになることを 期待したい。
小惑星1999 RM45が2042年あるいは2050年に地球と衝突する可能性は 排除された。トリノスケールが公表されて、初めてのケースでその経緯と 顛末は興味深いものがあった。今回、フォローアップ観測の重要性が 改めて、確認された。特に専用の大型望遠鏡の必要性も再認識された。 建設中の望遠鏡も、今年末、一部稼動予定ときいており、楽しみである。