[日本スペースガード協会]

今週のニュース( Dec  13 )


会員の祖父江様からの情報です。
*1999年12月13日受付


今週はCCNetで議論されておりましたTorinoスケールの 話題です。
当協会メンバーにこのTorinoスケールの論議に 何かご参考になればと思います。


1.概要

(1) TORINO スケール:役割を探している大惨事の基準の記事は Explorezone(Nasaが運用しているWeb News)のR.Britt記者の質問に MPCのMarsden博士が答える形式で、Torinoスケールの問題点を指摘。 其のポイントは、スケールのカテゴリーが曖昧で、其の運用に難があること 及びIAUで採択されるまでのプロセスが不明朗なことなどである。又これを うけて、CCNetの主催者のPeiser 博士はTORINOスケールのバージョン アップを示唆している。

(2) TORINO スケールの可能な救済策はMarsden博士が(1)の記事で 引用された博士のコメントについて博士の見解を明確にすることと、Torino スケールの問題点の改善について提言している。

(3) 「 TORINO スケール」とIAUはIAUの見解を述べている。


2.詳細

(1) TORINO スケール:役割を探している大惨事の基準
   (TORINO SCALE: DISASTER YARDSTICK IN SEARCH OF A ROLE)

   * 配信元:CCNet(11月5日)
   * ニュースソース:1999年11月 4日付けExplorezone
     (Explorezone, 4 November 1999 )
   * 著者:ロバート・ロイ Britt記者(By Robert Roy Britt)

[日本語要約]

Torino 衝撃危険スケールが明らかにされたとき、それは小惑星が地球に衝突する 危険を理解しやすい基準として大いに推奨された。然しその後3カ月間、それは ほとんど使用をされなかった。

それはただ素晴らしくその創造者に適している。

実際、MIT教授リチャード Binzel は我々が Torino スケールについて(何も) 聞かない事がもっと良い事と言っている(便りが無いのは良い便り)、それは 地球に向かってくる周知の小惑星がないことを意味するからである。

そのスケールは地球を襲う小惑星の予測危険度の算定に数と色を使用している。 そのスケールで ゼロか1が宇宙からの特定の岩が地球に当たる低い確率を示し、 スケール値10は世界的なカタストロフィーがほぼ確実(約束された)という。

一方、今年6月の発端以来、初めに小惑星用リヒタースケールとして宣伝された Binzelスケールの有効性について質問が起きた。批判家はどのようにそのスケール が NEOsを記録・追跡することに責任がある科学者や組織に受け入れられるように なったかに関して彼らの頭を悩ませていた。

NEOs は太陽を公転する彗星や小惑星(岩と鉄の塊)で、相対的に我々の惑星の 近辺で生涯の一部を費やし、時折 地球に小規模な破壊を引き起こす重力の癖を 身につけている。(最近では) 多くの科学者が大きな小惑星が恐竜の滅亡に 責任があったと信じている。

B.Marsden(MPCの監督)はTorino スケールが社会にあまり伝える内容が無く、 かつ真剣な研究者に単純化過ぎると非難し、「大きく的はずれである」と explorezone.com に語った。 彼はそのスケールが国際天文連合( IAU )によって 大ざっぱに採択された方法について同じく当惑させられた。尚、IAUは小惑星等の 情報を処理する、小惑星センター(MPC)を監督する組織である。

IAUの中で Torino スケールの公式な位置付けが不明確であるが、たとえ ほとんどのNEO 研究者がその採択に懸念を持っていても、彼らはそれが有用な 可能性がある言っている。

Deep Impactの衝撃

NEO コミュニティの少数の卓越した科学者が Marsden の大いに批判的な意見を 共有しているが、彼は宇宙の岩石を捜索するキー・プレイヤーである。
MPCの監督の他、彼は小惑星1997 XF11 が地球に衝突するという1998年3月の 彼の発表で、Deep Impact の最初の広範囲にわたる恐れを引き起こした事で 知られている。

新鮮なデータが調査された後、XF11 のリスクはその後ゼロである事が判った。 多くの NEO 研究者は社会が不必要に脅えていたと議論している。新しい計算が 脅威を落ち着かせたのは、まさしくその翌日であった。

「 NEO コミュニティの多くの人々は Marsdenが観測の処理と軌道を予測する 方法を持っていることを問題視していると」、と ケリー・ベティー氏、 ”Sky & Telescope”誌 の上級編集者、Torino スケールの開発貢献者が語った。

けれど Marsden は XF11 の発表が脅威を排除した追加データを出したまさしく そのことであったと言う。 結局、広報は NEOの研究を改善するのに役立ったと 彼が言っている 。 確かに、XF11 は結局は Marsden が批判するまさしくその Torino スケールの採択に貢献した科学的な談話の触媒であった。

XF11 を取り巻いている広報と科学者、ジャーナリストと社会のコミュニケー ションのパイプラインで生み出された混乱は NEO コミュニティに Binzel の Torino スケールをサポートするよう奨励したキーとなる出来事であった。

それはただ道具である

Binzel はカラフルで、数字が割り当てられているチャートを有用な道具と 特徴づけている。その(チャート)はほとんど大多数の、潜在的に脅威を与える 小惑星をZeroカテゴリーに位置付けている。彼が的確に言っていることは 社会にたいするどんなに小さな脅威についても認識を軽視している。

Torino スケールでは、ゼロカテゴリーは衝突の確度が「同じ大きさの 任意の物体が次の数十年の内に地球と衝突するであろうという可能性を非常に 下回っている」と明記する。 (意味はまだ発見されていない小惑星による 見かけ倒しのパンチ(SuckerーPunched)を受けるという機会が常にある。)

「我々が地球に衝突する最も僅かな可能性がある物体を発見する都度、社会に 警報を発する必要が無い」、と Binzel がexplorezone.comの電話 インタビューで語った。 それでも彼はゼロカテゴリーに分類されている物体に ついて今後の注意が必要であると Marsden に固く同意している 。
このカテゴリーは科学者の知的なレーダーから物体を取り除くよう設計されて いないが、より多くの研究にそれらを取っておくことであると、 Binzel は 言っている。 もしそれ以上の観測が必要ならば、物体がそれ相応にスケールの 上位に方向に移ることができる。

しかし、 Marsden はスケールのあいまい性が、物体が何処に属するかを決定 することを困難にしており、加えて、スケールは脅威を将来数十年間も引き 起こし、重要な追加観測を必要とする物件を正しく考慮しないと言っている。

更らに、Marsden がシステムを理解するにつれ、ほとんどのNEOs は第2 ラウンドの計算まで、レベル1かそれより高い値とならないであろう。
然し、もし特定の NEO が何でも入れられるゼロカテゴリーに埋没されるなら、 Torino スケールのガイドラインによって定義されるように、軌道の計算が 公式のIAU同僚評価を必要としていないということである。そのため、 Torino スケールが発効したときから、研究者は少なくとも1のケースで 示された様に、皆が同意したことは比較的低いレベルの脅威を持っている 物体であることについて自分の発見を公表することが自由である。

他方、レベル1か又はより高い順位に値する NEO の計算は発表される前に IAUによって再検討されることになっている。Marsden は計算が再検討を 必要なし論じている。何故なら、フィールドで事前の発表が(今まで) 何か計算間違いが原因で失敗したことが無かった。

Marsden は今までの NEO 発表は物体が発見された途端、その社会的な 影響に関係なく、追加計算の為あらゆる可能な手段を使うことが必要である というNEO コミュニティの認識を大きくさせたと語った。

「社会には多くの問題がある」、と Marsden が語った。「なぜなら一般の 人々は不幸にも天文学者が(本当ではない)計算ミスをすること、及び お互いに揚げ足を取合っている(何に)と言うメッセージを受け取った。」

Binzelは科学者間でコミュニケーションの他の手段があることを強調し、 異なる軌道全体から、危険スケールに取り組んでいる。 Torino スケールは そのプロセスを容易にするように意図されていない、と彼は言う。どちらかと 言うと科学者と社会との間で意思の疎通を図ることを(目的としている)。 NEO コミュニティの外部の人たちに個々の計算の複雑さを理解させることを 期待できない、と彼が指摘する。未だIAUによるそのスケールの見せかけの 採択は研究者がそれを考慮しなければならないことを意味する。

「それで私は意見の相違が緊急にフォローアップの測定(観測)を必要とする 物体に科学界の注意を引くため、 我々がどの言語を使うか、どの方法を 用いるかについての疑問であると思う」、と Binzel が言った。

脅威を見積もる

世界的な大惨事を(起こす)能力がある小惑星は幅0.4Km(1/4マイル) 以上であろう。 それは惑星を地震と火山で揺り動かし、農業と植物や動物の 多くの種類を絶滅させて、何カ月間も空を暗黒にするほこりの雲を巻き上げる であろう。 そのような大きさの小惑星は平均して1,000世紀ごとに一回、 地球に当たる、とNASA高官が言った。 1,000年から10,000年ごとに一回、 より小さい小惑星が都市を破壊するか、あるいは破壊的な津波を起こす。

物体の現在の位置、動き、質量及び 太陽系内の他の物体に近接することを 含め、小惑星の危険性の測定に多くの変数がある。 研究者の最大の挑戦は 新しい潜在的に危険なコースにある NEO について将来の可能性が高い 軌道の摂動を計算することである。

地球や木星あるいは他の物体から重力の一連の引力が、20年程で小惑星を (地球に)近接する経路に変えて、その後異なった軌道に取り込まれ、 何十年後より接近する経路に(投入)される。

全て計算は衝撃確率の結果で、それは1億分の1かそれ以下のオーダで、 典型的に非常に小さい(可能性である)。 それでもなお運命付けられた これらの小さな見込みは大きい見出しとなった。

今年の4月頃、イタリアの研究者が2039年に我々を悩ませる可能性が 10億分の1であると計算した後、小惑星1999 AN10がアメリカの主要な新聞の 中にその進路を見いだした。 フォローアップ観測が脅威を排除した。

およそ800個の既知の地球に接近する小惑星(NEA)がある。その大部分は 危険(すい星が別に数えあげられる)ではない。 800個の内、約200個が潜在的に 危険な小惑星( PHAs )として識別された。そして将来 地球の5百万マイル (8百万Km)以内にやってくるかもしれない。これらの大部分が真の脅威でない。 しかし少数個がある日、危険な軌道に摂動されて潜在的な(脅威)になる。

科学のビザンチン様式の政策

Torino スケールにたいする Marsden の批判の多くがこの上もなく政治的である。 彼はその意見について「秘密の」ミーティングを開催し、適切な委員会にそれを 公開しないで、それに暗黙のうなずきを与えたと言って関係者を非難する。

「次に起きたこと」は「秘密で2人〜3人の非会員による最小の論議の後に 、 IAUがそれを採択したと主張し、NASA / MITに新聞発表した、と Marsden がつけ加えた。 実際のIAU指導的立場(責任者)の見解はOKで、 それが適切であるとして使われるか、 改正されるか、あるいは捨てられるか、の 「道具」であった。 私はNASAのある指導的地位の(高官)がそのスケールが 何をとっても全く素晴らしいとの声明に全く驚いている。

最初の新聞発表で、カール Pilcher 、NASAの宇宙科学オフィスで太陽系 探索科学部長はスケールを「特定の NEO によって提案された危険を説明する我々の 能力の主要な前進」と呼んだ。

Binzel は認可のプロセスが厳密にIAUガイドラインに従わなかった。そして 「それがIAUの内部であいまいなものである」ということに同意した。しかし 彼の全の努力を言葉遣いを正しくすることであったことを指摘し、IAU書記長は 新聞発表を承認した。

サポートを見いだす

Liverpool John Moores大学のベニー Peiser 博士はしばしば論争の的であるが、 広く読まれた学術的な電子会報の議長をつとめている。Peiser の CCNetは教授が [原文のまま] neocatastrophism と呼ぶすべての局面を扱う。 毎日、小惑星と 衝撃の脅威は論文、ニュース記事、公開討論(thoughts)、時々辛辣な批判で 占められている。

PeiserはTorino スケールを支持するが、それを進化させる必要があることを 期待しており、Peiserは論争が一部それが適切なレビュープロセスを 通らなかったという事実から生じると言う。 彼は、スケールに磨きをかけることに 対する詳細は6月にイタリア、 Torinoで開催された”IMPACT 会議”でIAUと 科学的委員会に託されたと言う。その会議ではスケールが提案され、 承認された (原則、彼の注釈)。

「改善の適切な提案に加え顕著な反対がIMPACT会議で公開されたことで、Torino スケールを科学的なレビューに提出出来なかったことが有害な影響を与えたと 思われる」、と Peiser が explorezone.com に語った。

Torino 、ティーンエージャー

数人の専門家との話で、Torinoスケールは典型的なティーンエージャーの様である。 それが誰れであり、本当に何であるか、何処に行くのか示されていないことにある。 然しほとんどの NEO 研究者はそのスケール(又はその改善版)が生き延びるで あろうと言う楽観論を表明した。

しかしその正しい役割が決定されなければならない。 Peiser は潜在的に危険な 小惑星を取り巻いている最も重要な事がデータであることを指摘している。更に それを究極的な脅威か、あるいは削除するかを決定する方法である。

「想像するに、Torino スケールは主に一般社会の鎮静剤として創作された」、と Peiser が語った。

一方、Binzelはスケールの真の意図はジャーナリストの道具である言っている。 スケールに関する新聞発表で注目されなかったが、Binzelはイタリアで改訂版を 発表する前に、3人の科学ジャーナリストからそのアイデアのインプットを求めた (1995年の前回のバージョンは採択されなかった)。

ベティー( Sky & Telescope誌の編集者)はそれらの貢献者の1人であった。 そして彼は Binzel の最初の挑戦が天文学コミュニティにそのスケールを採択 させることで、そうすればジャーナリストはそれに従うであろうと語った。 ベティーは何らかの決議が8月に予定されたIAUの会議で出されるかもしれないと 言った。

「天文学コミュニティがそれを支持すると仮定すれば、ジャーナリストが頼ることが できる基準を創る」、とベティーが言った。 「私の考えはこれがこのスケールの版 (バージョン)1.0であるということである。 私は我々の知識がいっそう完全と なるにつれて、我々が危険を表現するスケールが異なって定義されるのを見いだす かもしれないと思う。」

更新された将来のバージョンを考慮することをいとわないが、Binzelは 「我々は 社会を混乱させることになる変更と改訂を望まない」と言った。 もしそれが次の 数年の間、それが実験段階で機能しないなら、我々はそれを変える方法について 考えることができる。」

一方、雄大な空間の彼方には、いたる所にエッチングで描かれた我々の集団の 名前をもつひと握りのすい星や小惑星がある。 類似の物体が以前に地球に衝突し た。
そして他(物体)が将来やってくるであろう。 明日にもこのような大惨事を起こす 真の可能性があるが、見込みはそれがが長い間起きないであろうということである。

社会一般に単純化された方法でこの展望を提供することがTorino スケールの 主要な目的である 、と Binzel が言った。 「もし、10が完全な大惨事である 10ポイントスケールで、私があなたにある物体が1であると告げるならば、 すぐにあなたは社会が考慮すべき重要な根拠がないことを知るであろう。


[原文]

When the Torino Impact Hazard Scale was unveiled, it was highly touted as a comprehensive measure of the risk of an asteroid colliding with Earth. Three months later, the scale has seen little use.

That suits its creator just fine.

In fact, MIT professor Richard Binzel says the less we hear about the Torino Scale the better -- it means there are no known asteroids heading toward Earth.

The scale uses numbers and colors to calculate the estimated risk of an asteroid hitting our planet. A Zero or 1 on the scale indicates a low probability that a particular rock from space will hit Earth; a 10 on the scale is a near-promise of global catastrophe.

Meanwhile, since its inception in June, questions have arisen about the effectiveness of Binzel's scale, initially billed as a Richter scale for asteroids. Critics are also scratching their heads over how the scale came to be accepted by the scientists and organizations responsible for keeping track of Near-Earth Objects (NEOs).

NEOs are Sun-circling comets and asteroids -- chunks of rock and iron -- that spend some portion of their time relatively near our planet, occasionally developing a gravitational propensity for wreaking a little terrestrial havoc. Many scientists believe a large asteroid was responsible for the demise of the dinosaurs.

Brain Marsden, director of the Minor Planet Center, told explorezone.com that the Torino Scale is "largely irrelevant," charging that it does little to inform the public and is an oversimplification for serious researchers. He is also baffled over how the scale was loosely adopted by the International Astronomical Union, the organizing body that oversees the Minor Planet Center, a clearinghouse for all such information.

While the Torino Scale's official status within the IAU is unclear, most NEO researchers say it has the potential to be useful, even if they have concerns about its adoption.

The impact of Deep Impact

While few prominent scientists in the NEO community share Marsden's highly critical view, he is a key player in the search for space rocks. Besides directing the Minor Planet Center, he is known for having triggered the first widespread fears of a so-called Deep Impact with his announcement in March 1998 that asteroid 1997 XF11 could strike the Earth.

The risk for XF11 was subsequently found to be Zero, after fresh data was studied. Many NEO researchers argue that the public was needlessly alarmed -- it was the very next day that the new calculations put the threat to rest.

"A number of people in the NEO community have issue with the way Brian handles observations and orbital predictions," said Kelly Beatty, senior editor of Sky & Telescope magazine and a contributor to the development of the Torino Scale.

But Marsden says the announcement of XF11 was the very thing that brought out the additional data that eliminated the threat. In the end, he says, the publicity helped improve NEO research. To be sure, XF11 was a catalyst for scientific discourse that eventually contributed to the adoption of the very Torino Scale that Marsden criticizes.

The publicity surrounding XF11, and the confusion generated in the scientist-journalist-public communication pipeline, were key events that encouraged the NEO community to support Binzel's Torino Scale..

It's just a tool

Binzel characterizes the colorful, numbered chart as a useful tool that puts the vast majority of possibly threatening asteroids in Category Zero, which he says appropriately downplays the public perception of any minuscule threat.

On the Torino Scale, the Zero category states the likelihood of a collision is "well below the chance that a random object of the same size will strike the Earth within the next few decades." (The implication being that there is always a chance we will be sucker-punched by an asteroid that has not yet been discovered.)

"We do not have to create pubic alarm every time we discover an object that has the most remote chance of striking Earth," Binzel told explorezone.com in a telephone interview. Yet he firmly agrees with Marsden that objects falling into the Zero category need further attention. This category was not designed to remove objects from the scientists' mental radar, Binzel says, but rather to earmark them for more study. If further observations warrant, an object can move upward on the scale accordingly.

Marsden, however, says the scale's ambiguity makes it difficult to decide where an object belongs, adding that the scale does not properly consider objects that may present a threat many decades into the future and therefore require significant additional observations.

Further, as Marsden sees the system, most NEOs won't reach level 1 or higher until a second round of calculations is made. But if a particular NEO is buried in the catch-all Zero category, it's orbital calculations are not in need of official IAU peer review, as defined by the Torino Scale's guidelines. Therefore, researchers are free to publicize their findings, as has been done in at least one case since the Torino Scale went into effect, of what everyone would agree is an object with a relatively low-level threat.

On the other hand, calculations of an NEO that merits a ranking of 1 or higher are supposed to be reviewed by the IAU prior to being published. Marsden argues that the calculations do not need reviewing, as prior announcements in the field have not been faulty because of any miscalculations.

Marsden says pervious NEO announcements, regardless of their public effect, have increased awareness within the NEO community of the need to use all possible means to make additional calculations once an object has been discovered.

"The public is more of a problem," Marsden says, "because they have unfortunately received the messages that astronomers make mistakes in their calculations (which is not true) and that they fight with each other (which is)."

Binzel approaches his hazard scale from a whole different trajectory, stressing that there are other means of communication between scientists. The Torino Scale is not intended to facilitate that process, he says, but rather to communicate between scientists and the public. Those outside the NEO community, he points out, cannot be expected to comprehend the complexity of the individual calculations. Still, the scale's apparent adoption by the IAU means researchers do have to consider it.

"So I think the disagreement is a question of what language we use, what method we use to draw attention in the scientific community to an object that urgently needs follow-up measurements," Binzel said.

Estimating the danger

An asteroid capable of global disaster would have to be more than a quarter-mile wide. It would rock the planet with earthquakes and volcanoes and raise a cloud of dust that would darken the skies for months, destroying agriculture and, possibly, many species of plants and animals. Asteroids that large strike Earth only once every 1,000 centuries on average, NASA officials say. Smaller asteroids that are believed to strike Earth every 1,000 to 10,000 years could destroy a city or cause devastating tsunamis.

There are many variables that go into gauging asteroid risk, including the object's current position, movement, mass, and proximity to other objects in the solar system. The biggest challenge for researchers is calculating possible orbital perturbations that can, down the road, set an NEO on a new and potentially dangerous course.

A series of such gravitational tugs -- from Earth, Jupiter or some other body -- can cause an asteroid to make a close pass in, say 20 years, then be sucked into a different orbit and make an even closer pass many decades later.

All these calculations result in impact probabilities that are typically very small, on the order of 1 chance in a hundred million or less. Nonetheless, these teensy odds of doom have made big headlines.

As recently as April of this year, asteroid 1999 AN10 found its way into major American newspapers after researchers in Italy calculated that it had a 1-in-a-billion chance of bothering us in 2039. Follow-up observations eliminated the threat.

There are some 800 known Near-Earth Asteroids, most of which pose no danger (comets are tallied separately). Of the 800, nearly 200 have been identified as Potentially Hazardous Asteroids (PHAs), which might come within 5 million miles of Earth in the future. Most of these pose no real threat, but a few have the potential of one day being perturbed into a dangerous orbit.

The Byzantine politics of science

Much of Marsden's criticism of the Torino Scale is political in nature. He accuses officials of holding "secret" meetings about the idea and giving it a tacit nod without presenting it to the proper committees.

"The next thing that happened," Marsden says, "after secret and minimal discussion by two or three nonmembers, was the NASA/MIT press release that claimed… that the IAU had adopted it. The actual IAU leadership position was that, OK, it is a 'tool' that can be used, amended or discarded as appropriate. I am utterly amazed at statements from some of the NASA leadership to the effect that the scale is the greatest thing since sliced whatever."

In the original press release, Carl Pilcher, science director for solar system exploration in NASA's Office of Space Science, called the scale "a major advance in our ability to explain the hazard proposed by a particular NEO."

Binzel agrees that the process of approval did not strictly follow IAU guidelines, and that "where it is within the IAU is a fuzzy thing." But he points out that every effort was made to get the wording correct, and the IAU General Secretary approved the press releases.

Finding support

Among researchers, these processes have not helped to buoy support for the Torino Scale as much as a more formal approach might have.

At Liverpool John Moores University, Dr. Benny Peiser moderates an often controversial but widely read scholarly electronic newsletter. Peiser's CCNet covers all aspects of what the professor [sic] calls neocatastrophism. Daily, asteroids and the threat of impact dominate the articles, news items, open thoughts and sometimes-biting criticisms.

Peiser, who supports the Torino Scale but expects it will need to evolve, says the controversy stems in part from the fact that it did not go through a proper review process. He says the details for refining the scale were entrusted to the IAU and the scientific committee at a June IMPACT meeting in Torino, Italy, where the scale was presented and approved (in principle, he notes).

"Given that significant objections in addition to relevant suggestions for improvement were made public at the IMPACT meeting, the failure to submit the Torino Scale for scientific review appears to have had a detrimental effect," Peiser told explorezone.com.

Torino the teenager

In talking with several experts, it becomes clear that the Torino Scale is like a typical teenager: It has not yet staked out who or what it really is, or where it is going. But most NEO researchers expressed optimism that the scale -- or some grown-up version of it -- will stick.

It's exact role, however, remains to be determined. Peiser points out that the most important aspect surrounding a potentially hazardous asteroid is data, and more of it, which is the only way to determine or eliminate the ultimate threat.

"The Torino Scale was, I guess, mainly created as a sedative for the general public," Peiser said.

Meanwhile, Binzel says the scale's real intention is as a tool for journalists. While this was not the focus of press releases regarding the scale, Binzel did seek input on the idea from three science journalists prior to presenting the revised version in Italy (a previous version in 1995 was never adopted).

Beatty, the Sky & Telescope editor, was one of those contributors, and he says Binzel's first challenge is to get the astronomical community to adopt the scale, and then the journalists will follow. Beatty said some sort of resolution might come at an IAU meeting scheduled for August.

"Assuming the astronomical community gets behind it, then it creates a metric that journalists can rely on," Beatty said. "My take is that this is version 1.0 of this scale. I suspect that as our knowledge becomes more complete... we may find the scale defined differently to represent the hazards."

While willing to consider altered future versions, Binzel said, "we don't want to make changes and revisions that end up confusing the public. If it doesn't work in its test phase for the next several years, we can think about ways to change it."

Meanwhile, out there in the grand void are a handful of comets and asteroids with our collective names etched all over them. Similar objects have hit Earth before, others will arrive in the future. While pure chance could cause such a catastrophe tomorrow, odds are such a thing won't happen for a long, long time.

Providing this perspective -- in a simplified way to the general public -- is the primary purpose of the Torino Scale, Binzel said. "If I tell you an object is a 1 on a 10-point scale, where 10 is total disaster, immediately you know there is no major cause for public concern." ez

Copyright 1999, Explorezone


(2) TORINO スケールの可能な救済策
   ( POSSIBLE REMEDIES FOR THE TORINO SCALE)

   * 配信元: CCNet(11月11日)
   * ニュースソース:(EXPLOREZONE 、1999年11月10日)
   * 著者:ブライアン・G・ Marsden

[日本語要約]

小惑星の脅威を測定するTorino スケールについて、最近 explorezone.com 記事で、Minor Planet Center(MPC)のディレクターMarsden は、それが社会に (情報を)伝えることが少なく、かつ真剣な研究者に単純化のし過ぎであると 非難して、スケールが「主に的はずれである」と言ったと引用された。 ここで Marsden は彼の意見を明確にする。

ブライアン Marsden によって

それと反対の意味にもかかわらず、NEOsによる衝撃を伴う特定の予測情報を 社会に伝える目的で、私は実際に Torino スケールのような何かを使用する ことに反対ではない。6月にチューリンの会合で私は実際 Binzel が1995年に 提出して拒絶された提案の修正版であったと述べた。そのスケールの最も 重要な特徴はそれがレベル1、あるいは「緑の警告」で構築されるている。 それは衝撃確率が未発見の物体、あるいは、少なくとも現在未発見の物体の 「背景」個体数のそれに相当するであろう。 さらにより小さい衝撃確率、 レベル0「白い警告」を、そして衝撃確率が多分100倍大きなレベル2「黄色の 警告」を定義することは同じく非常に合理的である。

私の問題は「赤い警告」レベル10までの(レベル2以降)全てのレベルの 数の割り当てにある。 私はこの程度の詳細が一般大衆に不要で、そして 紛らわしいと思う。 結局のところ、我々は物体の直径を本当に知らない (そして光度の疑わしき観測や日光が物体の表面で反射したアルベド、 あるいは事件の断片の仮説からただ推測をすることができるだけである)、 そして衝撃確率は常にある人々が考えているものと比べ明瞭ではない。 「赤い警告」レベル8で大きさが無視できるほどのわずかな変化で 「重大な結果をもたらさない」レベル0と隣接する考え方は非常に 非論理的である。あいまいなレベル2、4、5、6あるいは7が図において 重要な存在であることに他の人たちが気付いている。

もし数を完全に反古に、単に色だけを利用するならば、そのスケールは 確かにより満足するであろう。より大きな衝撃体に関し、黄色と赤の間に 「オレンジの警告」に対応しているレベルがある。 白、緑、黄色、 オレンジ、及び赤の序列を持つことは、この序列が現在版の黄色と赤、白と 黄色の境界線と同様、ばかげた白と赤の境界線を排除し、図表が首尾一貫して 使われるように、私が確率とサイズの関係を調整したこと以外、素晴らしい。

数より色の使用で、Torinoスケールをリヒタースケール(地震)と比較する 傾向を取り除くことができた。 Binzel と他の人たちは類似性を強調したが、 それは過去の地震で明確に定義されたリヒター値を与える事と、遠い未来の 衝撃をためらいがちに予測する(Torino)スケールと比較することは 本当は意味をなさない。 新しい観測が得られるにつれて衝撃確率は絶えず 変化する。従って数より色を使うことで、私は人が、数の使用が暗示する 精度を避けて、これらの変化をもっと良く 伝達することができると思う。

今日までの経験で、次の半世紀間の(衝突)コース上に、衝撃可能性を 実証した4個の物体があったが、2個は白い警告以上にはならず、1個は白から 緑に移り、残りの1個(2040年の1997 XF11 )が黄色の警告であった。 それ以降の観測(データ)が利用出来たので、4個の内3個が極端な白の領域に なり(本質的にゼロの衝撃確率)、他方白い警告の1個は、それ以降のデータが 無いため、ゼロ以外の白い警告のままでいる。 それは多分一般的に望ましく ないが、 もし1997 XF11の軌道が 地球にたいし20,000マイル何かによって 変えられたなら、2028年にこの物体はオレンジ警報となったであろう。 Binzel の表記法でこれは レベル6とレベル7の境界上となったであろう。 このようなレベルは、物体が「グローバルなカタストロフィーを起こすことが できる衝突の顕著な脅威」を持っていると彼は考えている。

従ってそれが警報の原因となったであろうか? もちろんそうではない! まさしくその翌日、1990年の観測データからの確認で(次の千年間あるいは それ以降も) 衝撃確率を急転直下ゼロにした。ただそれが実際に起きたのである。 従って オレンジの警告に到達するに、実際の結果は黄色及び緑に達して後か 、又は 白から直接か、全く差が無い! 社会はこの種のことが起きるを再確認する 必要があり、そのスケールの説明で「顕著な脅威」を恐れる必要がない。

ほとんど全てのケースで、ある時点にそれ以後の観測データの取得で 全ての危険を排除するであろう。それ以上のデータが(観測か、古い記録の 調査の何れか)得られる迄、僅かな心配の種となるかもしれない。しかし 実際にこのことで安眠できないという程のことではない。にもかかわらず、 脅威が完全に過ぎるまで、観測が最も重要である。このセンスで、人は 実際小さな物体がより大きな物体と比べ一層厄介であると言うかもしれない。 何故なら、小さな物体の過去の記録の存在がほとんどなく、衝撃の前に、 若干詳しい観測の機会があろう。勿論もし本当に衝突することになれば、 衝撃確率は結局は100パーセントに達するであろう。

それは私の最終ポイントである。そこにもう1つのパラメータをスケールに 組み込む必要がある。そしてこれは現在と可能な衝撃イベントの間に経過する 時間の量である。 我々が30年、3日 あるいはその中間に起きるかもしれない 衝撃イベントについて話をしているか否かにかかわらず、それは非常に大きな 差異となる。 私が提案したように、もし数十年のリードタイムがあるなら、 一般社会は本当に感情的になる必要がない。これらは天文学者がモニター すべき状況である。

それで、どう我々は(Torino)スケールに、この(事実)を受け入れ させるのか? 明白な方法は陰影あるいは色の強烈さを示すことであろう。 もしリードタイムが1年以下ならば暗い色で、1年以上なら明るい色とする。 非常に暗い色は1年の10分の1(37日)、10年以上は非常に明るい色に適用する。 もし必要なら、この案は0.01年(4日)以下では極端に暗く、 1世紀を越える 場合は非常に明るい(色に)に拡張されるであろう。 それで1997 XF11 は 「非常に明るい黄色」の警告に、1999 AN10は 適用されないシェード(陰)が、 白になる前に「非常に明るい緑」であった。 実際には、まだ1999 AN10 が 今から1から2世紀の間、脅威であるという僅かな可能性がある。しかしこの 段階で、それが「非常に明るい緑」か「非常に明るい黄色」か本当は 重要でない。勿論このすべての心配毎は、我々が「非常に暗い赤」あるいは 「極めて暗いオレンジ」として認識が差し迫った高い確率の衝撃イベントを 見いだした時である。これはまだ起きてもいないし、そして我々はそれが そのまま残っていることを希望する・・・。

ブライアン・G・ Marsden
ハーバード - スミソニアンセンター天体物理学(教室)
1999年11月7日

議長の注釈:ブライアン Marsden は Torino スケールの現在のフォーマットに 対し彼のよく知られている懐疑主義から実用的で説得力がある提案に転向したことを 称賛すべきである。彼の提案はどのようにTorino スケールをより論理的で、かつ より実用性を兼ね備えたものにするかを審議する基本である。
人は リチャード Binzel とブライアン Marsden が Torino スケールを改善する ことに力を合わせることに同意することと、そして提案された改善案が本当に それほど異議のない拡張されたバージョンに取り入れられることを望むであろう。

ベニーJ Peiser


[原文]

In a recent explorezone.com story about the Torino Scale for measuring asteroid threats, director of the Minor Planet Center Brain (sic!) Marsden was quoted as saying the scale was "largely irrelevant," charging that it does little to inform the public and is an oversimplification for serious researchers. Here, Marsden expands and clarifies his views:

By Brian Marsden

Despite implications to the contrary, I am actually not opposed to the use of something like the Torino Scale for the purpose of conveying to the public information about specific predictions involving possible impacts by NEOs. At the meeting in Turin in June I in fact remarked that it was an improvement over the rejected proposal that Binzel presented in 1995. The most important feature of the scale is the way it is built around level 1, or a "green alert", where the impact probability would be comparable to that of the "background" population of undiscovered objects -- or, at least, the undiscovered objects at the present time. Furthermore to define a level 0 (a "white alert") for smaller impact probabilities and a level 2 (a "yellow alert") for impact probabilities up to perhaps 100 times greater is also very reasonable.

My problem is with the assignment of numbers to the higher levels, all the way up to a "red alert" level 10. I think this degree of detail is unnecessary and confusing to the general public. After all, we really don't know the diameters of the objects (and can only make guesses from often questionable observations of the brightness and an assumption of the albedo, or fraction of incident sunlight reflected by the object's surface), and the impact probability is not always as well defined as some might think. The way the "red alert" level 8 abuts the "no-consequence" level 0 for an infinitesimal change in size is quite illogical, and the presence of a point on the diagram that is ambiguously level 2, 4, 5, 6 or 7 must have been remarked upon by others.

The scale would surely be much more satisfactory if the numbers were scrapped completely, and it utilized only the colors. For the larger impacting bodies, there are levels corresponding to an "orange alert" between the yellow and red. To have a sequence white-green-yellow-orange-red is fine, except that I would adjust the probability-size relations such that this sequence is consistently used throughout the diagram, thereby eliminating the crazy white-red boundary, as well as the yellow-red and white-yellow boundaries of the current version.

Use of colors, rather than numbers, could remove any tendency to compare the scale to the Richter Scale. Although Binzel and others have stressed the similarity, it really makes no sense to compare a scale involving tentative predictions of impacts far into the future with that giving the well-defined Richter numbers of past earthquakes. The impact probabilities change continually as new observations are obtained, and by using colors, rather than numbers, I think one can also better convey these changes, avoiding the precision that the use of numbers implies.

Although our experience to date is with four objects having demonstrated impact possibilities over the course of the next half-century, two never emerged beyond a white alert, one moved up from white to green, and one (1997 XF11 in 2040) just made it to a yellow alert. With the availability of further observations, three of the four dropped down to the extreme white region (i.e., essentially zero impact probability), while one of the white alerts remains a non-zero white alert because of the absence of further data. It is perhaps not generally appreciated that, if the 1997 XF11 orbit relative to the earth had been shifted by something like 20,000 miles, there would have been an orange alert for this object in 2028. In Binzel's notation this would have been at level 6, verging on level 7. At such levels he considers the object to have a "significant threat of a collision capable of causing a global catastrophe."

Would that therefore have been any cause for alarm? Of course not! The very next day, the recognition of the 1990 observations would still have sent the impact probability straight down to zero (for the next thousand years or more), just as actually happened. The actual result of reaching an orange alert would therefore have been no different whatsoever from reaching yellow, green or staying in the white! The public needs to be reassured that this kind of thing will happen -- and not frightened by explanations of the scale that speak of a "significant threat."

In almost every case, at some point the acquisition of further data will eliminate all the danger. There might be some slight cause for worry until further data are acquired (either from observations yet to be made or from the examination of old records), but it is really not worth losing sleep over this. Nevertheless, observations are of supreme importance until the threat has completely gone. In this sense, one might in fact say that small objects are more troublesome than the larger objects, because the existence of past records of a smaller object would be less likely, and there would tend to be fewer opportunities for further observations before the possible impact is to occur. Of course, if there is really going to be a hit, the impact probability will eventually reach 100 percent.

That brings up my final point, namely, that the scale needs to have built into it another parameter, and this is the amount of time to elapse between the present and the possible impact event. It makes a great deal of difference whether we are talking about an impact event that might occur in three decades, three days -- or somewhere in between. As I have suggested, the public at large really does not need to get worked up if there is a lead time of several decades. And that's the way it will be -- most of the time. These are situations for the astronomers to monitor.

So how can we accommodate this in the scale? The obvious way would be to indicate the shade or intensity of the color. If the lead time were under one year, say, the color would be dark. Above one year, the color would be light. Very dark colors would apply under one-tenth of a year (37 days), very light colors beyond 10 years. If necessary, this scheme could be extended to extremely dark below 0.01 year (4 days), extremely light beyond a century. Thus 1997 XF11 made it to a "very light yellow" alert, 1999 AN10 to a "very light green"--before going to white, the shade of which does not apply. There is in fact still some slight possibility that 1999 AN10 will be a danger a century or so from now, but at this stage it really does not matter whether it is "extremely light green" or "extremely light yellow". Of course, the worry in all of this is that we should find an imminent high-probability impact event that would qualify as "very dark red" or "extremely dark orange". This has not yet happened, and we hope it remains that way ...

Brian G. Marsden
Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics
November 7, 1999

MODERATOR’S NOTE: Brian Marsden should be commended for converting his well-known skepticism about the current format of the Torino Scale into a practical and persuasive proposal for modification. His suggestions are a sound basis for further deliberations of how the Torino Scale can be made both more logic and more usefulness. One would wish that Richard Binzel and Brian Marsden could agree to cooperate in refining the Torino Scale and that some of the proposed improvements can indeed be incorporated in an enhanced version that is less disputed.

Benny J Peiser


(3) 「 TORINO スケール」とIAU
   (THE "TORINO SCALE" AND THE IAU)

   * 配信元:J.Peiser、 CCNet(11月19日)
   * 著者: Johannes アンデルセン 書記長、IAU
         Rickman ハンス アシスタント書記長、IAU

[日本語要約]

所謂「 Torino スケール」の特徴と目的及びIAUによる「採択」は 最近のCCNet 上で論議の主題であった。 我々がグレーの文献で生じている 全ての意見の不一致を修正する努力ができないので、ここで説明する ことが有用と考えた。

我々の視点で、Torino スケールは2つの理由で社会とメディアに対応する 有用な概念である。 最初に異なった規模の衝撃と結び付けられた結果の 膨大な範囲を目立たせる。そして、もし確率がすべて微視的なレベルで あるなら、それはすべてが同じ程度に異なっている可能性がある。 第2に、未知の NEO が近い将来、地球に測定可能な危険をもたらすことを 即座に実証できる。

それは「潜在的に危険な小惑星( PHAs )」の概念に関し重要な改善で、 軌道計算の方法があまり緻密で無く、接近するもの何でも潜在的に危険な とき有用であった。 現在の最先端(の技術で)、すべての PHAs は完全に 無害な小惑星(Perfectoly Harmless Asteroids)であり、そして頭文字の 古い解釈は社会を誤解させる。

半科学的な文脈で、Torino スケールは IAUの同僚評価の申し出が 明らかに無害でない NEO のどんな発見にでも及ぶという社会にメッセージを 伝えることにおいて、同様に有用である。正確にどのように専門家が専門家の 心配事が何であるのかを決定することである。
1パッケージとして、評価メカニズムとスケールは NEOsに関しIAU 作業班によって交渉された国際コミュニティによってNEO 発見の科学的で 政治的な両局面で専門的な取り扱いが真の貢献である。 我々はこの結果が IAUへの成果であるのが分かる。そして社会は連合(IAU)が責任を持って このデリケートな問題に対して行動していることを知るのに値する。

純粋に科学的な文脈で、すべての周知の物体をカテゴリー0とする 分類体系が、正確ではないが、もちろん、前進である。
知識が進歩するにつれて、我々は疑いなく Torino スケールの改訂版 (あるいはいくつか)か、あるいは今利用可能になっている軌道データの 多様さに基づいたいっそう洗練された案の発達を見るであろう。 科学的な 新分野が広がるとき、これは継続するプロセスとして IAU NEO コミュニティの中で幸いにも続くであろう。 そのスケールの最初の化身で全ての技術的な局面の神聖化、あるいは NEOs の科学的な研究でのスケール使用に関する鉄の規則として 上記に説明された様に、そのスケールのIAU「採択」を解釈する 試みは、IAUの所轄分野で、最初に見当違いで、第2に、 科学の実世界で失敗が運命付けるられている。


[原文]

The character and purpose of the so-called "Torino Scale" and its "adoption" by the IAU has been the subject of some recent discussion on CCNet. While we cannot endeavour to correct every misunderstanding arising in the grey literature, it seems useful to provide a clarification here.

>From our point of view, the Torino Scale is a useful concept in dealing with the public and the media for two reasons. First, it highlights the vast range of consequences associated with impacts of different magnitude, all of which are possible at equally different, if all microscopic levels of probability. And second, it immediately makes the point that no known NEO presents any measurable danger to Earth in the foreseeable future.

As such, it is a great improvement over the concept of "Potentially Hazardous Asteroids" (PHAs), which was useful when orbit computation methods were less refined and anything approaching was potentially dangerous. At the current state of the art all PHAs are Perfectly Harmless Asteroids, and the old interpretation of the acronym is misleading to the public.

In a semi-scientific context, the Torino Scale is also useful in conveying the message to the public that the offer of IAU peer review extends to any discovery of an NEO that is not patently harmless. Exactly how the experts decide what is what is a concern for those experts. As a package, the review mechanism and the Scale are a real contribution to the professional handling of both the scientific and political aspects of NEO discoveries by the international community, negotiated by the IAU Working Group on NEOs. We find this result to be a credit to the IAU, and the public deserves to know that the Union is acting responsibly on this sensitive issue.

In a purely scientific context, a classification scheme that places all known objects in Category 0 is, of course, not exactly a breakthrough. As knowledge progresses, we shall no doubt see either a revision (or several) of the Torino Scale, or the development of more refined schemes, based on the rich variety of orbital data that are now becoming available. This will go on happily within the IAU NEO community as a continuing process as scientific frontiers expand. Attempts to interpret the IAU "adoption" of the Scale as explained above as a sanctification of every technical aspect of its first incarnation or as an iron rule on its use in scientific studies of NEOs is, first, misguided, and second, doomed to failure in the real world of science - the home territory of the IAU.

Johannes Andersen         Hans Rickman
General Secretary, IAU       Assistant General Secretary, IAU


3.訳者の所感

Torinoスケールは運用に入って4ヶ月程経過し、其の目的と有用性は評価 されているが、具体的なケースの適用に当たって幾つかの問題点が指摘 されている。例えば時間軸の概念(例えば数ヶ月未満のリードタイムと、 百年以上のリードタイムがある時)弱いなどが挙げられている。 幸いそのスケールそのものを否定する専門家が少ないようであり、 課題を克服(Version UP)しつつ、実用性の高いスケールに脱皮していく ことを期待したい。