[日本スペースガード協会]

今週のニュース( Dec  30 )


会員の祖父江様からの情報です。
*1999年12月30日受付


今年(1999年)最後のニュースをお送りします。タイミングが 若干ずれましたが、11月の獅子座流星群の月面のインパクト 及び地球に接近する200個目の小惑星が発見されたニュースです。

1.概要

CCNetで配信された獅子座流星群が月面に衝突したことを確認する ニュースを2件、1178年にクレータ Giordano Brunoの生成を修道僧が 目撃したとされる隕石衝突に関するホームページの紹介、及び11月7日、 LINEAR計画で発見された小惑星、1999 VP11が通算200個目に 達したことの紹介です。


2.詳細

(1) 獅子座流星群、月に衝突する
    LEONID STRIKES THE MOON

   * 配信元:CCNet
   * ニュースソース:BBC Online ニュース、(1999年11月23日)
   * 著者:デイビッド Whitehouse 博士(BBCニュース、科学エディタ)

[日本語要約]

天文学者は隕石が月に衝突しているのを目撃したと思う(ブライアン)。 テキサス州ヒューストンの Cudnik は(月面衝突の)イベントを捕捉した。 そしてそれが最初に確認された(月面衝突の)観測であるかもしれない。
彼は何かを見られるという希望で先週の獅子座隕石嵐の時に月を見ていた。 天文観測者から獅子座流星群が地球の嵐のピークのおよそ3時間後に月面に 衝突するのを見られるかもしれないということが提案されていた。
Cudnik は0446 GMT頃、月の暗い面の中心付近で短いフラッシュを見た。 望遠鏡からの観察で、彼はほんの一瞬持続したフラッシュが少なくとも 近くの星と同じぐらい明るかったと推定した。同様にワシントンDCの 郊外で観測していた天文学者デイビッド Dunham もそれを見た。彼は その現象をビデオで録画した。
天文学者はその現象を見た人は申し出るように呼びかけている。 Dunham によれば、像の分析が衝撃輝度と閃光の場所を相当に良い精度で 確定を出来るであろう。

衝撃サイト

次のステップは衝撃サイトに変化があったかどうかを綿密に調べるために 強力な望遠鏡を使うことである。衝撃は小さな隕石で、恐らく質量が1キロ グラム以下であったに違いないので、(地球からそれが見える)可能性が 少ない。それでも天文学者は(その変化を)見ることを望んでいる。
それことが月の衝撃観測を確認した最初であるかどうかを立証するのに 役に立つであろ。 月の隕石衝撃が1953年11月15日に多分写真に撮られた。 しかし他の観測によってそれが確認されなかった。

隕石が月に衝突したことを説明できた非常に古い歴史の記述がある。 これは1178年に、Canterburyの Gervase は5人の他の修道士とともに、 月面に非常に明るいフラッシュを見たことが記録されている。
「明るい新月があった、いつものようにその角の フェーズ は東向きに 傾いていた。突然、上辺の角は2つに割れた。割れた中心から、燃えている トーチが、熱い石炭と火花の火炎が外にほとばしって現れた。」
ある天文学者は月面で最も新しいクレータの一つであるブルーノ( Bruno) クレーターがこのイベントで形成されたと信じている。


[原文]

LEONID STRIKES THE MOON
From The BBC Online News, 23 November 1999
By BBC News Online Science Editor Dr David Whitehouse

Astronomers think they have witnessed a meteor striking the Moon. Brian Cudnik from Houston, Texas, captured the event, which may be the first such confirmed observation.

He was looking at the Moon during last week's Leonid meteor storm in the hope that he might see something interesting. It had been suggested that skywatchers might see a Leonid strike the lunar surface about three hours after the storm's peak on Earth.

Cudnik saw a brief flash near the centre of the Moon's dark side at about 0446 GMT.

Observing through a telescope, he estimated that the flash, lasting only a fraction of a second, was at least as bright as some nearby stars. It was also seen by astronomer David Dunham observing near Washington DC, who made a video recording of the event.

Astronomers are now appealing for anyone else who may have seen the event to come forward. According to Dunham, analysis of the images will permit a reasonably good determination of the brightness and location of the impact flash.

Impact site

The next step would be to use high-power telescopes to scrutinise the impact site to see if there have been any changes. This is unlikely as the impact must have been by a small meteor, probably less than a kilogram in mass. But astronomers will want to look, nonetheless.

It would certainly help to establish if this is the first, confirmed lunar impact observation. A probable lunar meteor impact was photographed on 15 November, 1953, but was not confirmed by other observations.

There is also a very old historical account that could also be explained by a meteor hitting the Moon. This was recorded by Gervase of Canterbury who, in 1178, along with five other monks, saw a very bright flash on the Moon:

"There was a bright New Moon, and as usual in that phase its horns were tilted towards the east. Suddenly, the upper horn split in two. From the midpoint of the division, a flaming torch sprang up, spewing out fire, hot coals and sparks."

Some astronomers believe that the crater Bruno, one of the youngest on the lunar surface, may have been formed in this event.


(2) 最も明るい月面のインパクタは恐らく大きな物体であった
   BRIGHTEST LUNAR IMPACTORS WERE PROBABLY LARGE OBJECTS

   * 配信元:CCNet
   * 著者:ジョウンとデイビッド Dunham 他(E-Mailによる往復書簡)

[日本語要約]

我々が観察した最も明るい閃光を起こした物体は恐らく数百キログラムで あった。以下のメッセージによれば、衝撃エネルギーの極めて僅かしか光に 変換されないからである。 私は、私の意見の前に「 − 」記号を使って、 そのメッセージに観測について若干のコメントを加えた。

人工衛星からの太陽の反射光が含まれているかもしれないが、しかし観測が 現地時間の深夜に行われたので、人工衛星は大部分が地球の影帯に没しており、 その心配が無いという提言であった。また同時に2個所かそれ以上の離れた 場所で同時に記録された6個の事象はそれが(地球上の現象)より月の現象で ある可能性が遥かに大きい。 別のビデオ記録で月の場所情報が利用可能な 場合に良く一致している。

ブライアン Cudnikはテキサス州コロンブス近郊のヒューストン天文学 ソサエティーの観測所から観察(結果)を報告した。 そこはヒューストンの 都心から100Km西方、西経96度39分50秒、北緯29度37分7秒にある。

多分(隕石の)月面衝突について以前にも多くの観測がある。しかし一件も 明らかに確認されたものはなかった。 これらの多くがWeb上の  ”http://www.mufor.org/tlp/lunar.html ”で一時的な月の現象として NASAテクニカル報告書( NASA Technical Report )で出版された。
読者は異なる位置から同時にTLPを録画する「 lunascan 」プロジェクトの 最新の研究(約1年経過)をしているリンク先があり、しかし現時点で そこには11月18日の月の衝撃的なニュースが(掲載されて)無い。 明らかに 彼らのプロジェクトの努力は月の明暗界線と太陽に照らされた側面に集中した。 同様に、Association of Lunar と Planetary Observersの第 48回会議 (ニュメキシコ州ラスクルーセス、1997年6月25-29日)の発行された議事録に John Westfallの「復活の価値:過去2回のアルポ月プロジェクト」という 素晴らしい論文がある。そこに隕石の大きさ、ひん度、閃光光度、と クレーターの直径の表を載せた「月隕石の探索」があり、1997年までの 取り組みの沿革と同様以下のメッセージと良く一致している。

誰か”遠い側面”のクレーターBruno(ブルーノ)を明らかにもたらした 1178年にカンタベリー修道士によって観察された大きな衝撃の記述があるWeb (あるいは他)参考文献を知っていますか? 他の場所からの観測で 確認されていないが、それは多分月の衝撃について最初の観測である。

デイビッド Dunham 、199912月7日


日時:1999年12月6日月曜日
宛先:「ジョウン」とデイビッド Dunham
発信者:ジェイ Melosh(アリゾナ大学(ツーソン)惑星科学教授)
主題:月の隕石衝撃の参考文献& 計算(calcs)

ジョウンとデイビッドへ

私はポール Weissman から彼がm = 3(等級)の閃光が直径「およそ 0.5メートル」の物体で生成されたに違いないと推定していることを聞いた。 私はあなたが述べているより質量がもっと大きくなくてはならないと 考えており、その推定と一致しなければならない(直径0.5メートルの 放物体は質量が約500 kgであろう)。問題は固体表面の衝撃による発光効率が マイク Mazurの見積もりより、およそ10%以上*より*低いことである。 このことは私の前回の電子メールで述べた Nemtchinov の論文で詳細に 論じられている。しかし私に月面でさまざまな閃光で開放されたエネルギーを Mazur の推定を使って計算することを任せなさい (すなわち 、 L_obj=10^[(m-26.98)/-2.5] J / sと継続時間を33ミリ秒と推定)。 私は10のマイナス4乗(10^ − 4)の Nemtchinov および他の 発光効率見積もりを使用した。:

衝撃体の質量;kg、クレータの直径;m、発光エネルギー;J、光度;m
 100 、 9.8 、 2.5e7 、 4.8
 300 、 13.0 、 7.6e7 、 3.6
 500 、 15.0 、 1.3e8 、 3.0

私は放物体密度を1000キログラム / m^3、衝撃角度を45度、衝撃速度を 71 km /秒、平均密度が2500キログラム / m^3の柔らかい砂(月の表土)の 目標を仮定し、クレータの大きさの計算に www.lpl.arizona.edu/tekton/crater.html にあるクレーターサイズを 計算する私のWeb プログラムを使った。

これらの見積もりで潜在的に重大な問題は閃光の持続時間である。 Nemtchinov と私は殆どの光が半径1メートルの衝撃体で数ミリセカンドの間 発光した。Mazurの推定値 1/30秒より遥かに短い時間であった。より小さい 物体は相応のより短い閃光を引き起こすであろう。しかしながら、私はそれを あなたのビデオカメラと推定する(それは CCD であるか?)。

 − はい。

1フレームの持続時間で発光されたその光を統合する(1/30秒をか?)
 − 実際に、走査線が交錯されたビデオで、偶数のラインは1秒の1/60番目
  で走査され、それで奇数のラインは1/30秒のフレームを構成する次の
  1/60番目が走査される。けれど我々が使用しているものを含め、ある VCR
  が1 / 60秒の時間解像度を達成するため半フレームで動作ができる。

それで放射全エネルギーのMazur の推定は正確であるかもしれないが、しかし、この見積もりを受け入れる前に、これは証明されなければならない。もし実際の積分時間が仮定よりもっと小ないなら、それに対応する放物体破片の質量を減らすであろう。
 − いいえ、半フレーム毎の積分時間は私が理解しているように1 /60秒に近い。
  走査間の「むだ時間」が極めて少ないが、しかし若干ある。私のテープで
  2つの走査の間にそれがピークに達したと思うという点で、E閃光に
  興味がある、そしてそこにはほとんど等しく明るさであるが、2個の連続した
  半-フレーム上に約7等級程で、どちらかと言えば微かである。然しそれは
  Sada のテープで素晴らしく引立っている単一の半フレームで、約5等級よりも、
  明るかったに違いない。

他の不確実なことは Nemtchinov および他が衝撃速度を30 km / 秒と推定した ことである。発光効率が70 km / 秒かそれ以上である可能がある。そしてこのことは 調査されるべき何かであるが、しかし係数で4倍程以上離れるいることは ありそうもないと思われる。

私はこれがあなたに役立つことを希望する。
 − はい、確かに、本当にありがとう。

敬具  ジェイ Melosh


日時: 1999年12月6日(月) 1999 20:00:35 -0800
宛先: デュンハン
発信者: R Clark
主題: 月面における獅子座流星群の衝撃のサイズ

こんにちは、 Dunham 博士、

私は月面上で幾つかの衝撃が(すでに)獅子座流星群の期間に検出されていた ということを聞いて非常に興奮した。このような観測の可能性は数年間かけて 数回調べられ、一般に短期間で成功の可能性ほとんどない難しいプロジェクトと して除外された。近代的なセンサーの高い効率及びその能力とアマチュアによる 広範囲な活用は観測を現実的にした。

観測の論議であなたはこれら閃光を引き起こした衝撃体の大きさに関する質問 に言及している。あなたは1000キログラム以上から数百グラムの大きさの範囲で サイズを見積っていると述べている。私はあなたがどのように以下の数字に 至ったかを知りたい。
 − より低い方の推定は、衝撃の間に可視光に変換されるエネルギーの
  非常に低い一部を理解していなかったので、他人が善意で行った これらの閃光を引き起こした物体の大きさ について、私が恐らく後者の情報源 であったとしても以前の数字に同意しなければならない。アリゾナ大学の(私の) 学位論文で、私は月の衝撃と結び付けられた異なった特徴の検出法を研究した。

高速な月面衝撃は観測が可能な種々の現象を引き起こす。衝撃は目標地点で 地震のエネルギーとして検出されるかもしれない衝撃波を引き起こす。 アポロミッションは1969年から1977年の間に多数の衝撃を検出した地震計ネット ワークを(月面に)残した。そして残っていた活動中のアポロ月面測定機器が 愚かにも閉鎖された。数 kg 以下の物体の衝撃はこのネットワークで検出された。 (国旗を掲げるために400億ドルを費やすが、未だ(地球に)送信し続けている 少量で延々と続く科学データの受信と(その)保存に 50K / 年ドルの余裕が 無いことについての古い物語がある)。
 − 11月18日の衝撃の ALSEPを観測出来たことは確かに素晴らしかった!ネット
  ワークを閉鎖する前に、誰かが別の天文台から閃光を探そうと思うべきで
  あった。もちろん、高価でない高感度なCCD ビデオカメラの広範囲にわたる
  利用はこの取組み(我々が使ったカメラはただ80ドルだけであった)の鍵で
  あった。そしてこれらは1977年に存在しなかった。

もう1つの衝撃現象で調査すべき最も明白なことは衝撃火球によって作り出される 閃光である。12 km /秒(地球に対する小惑星や彗星の物質のほぼ全べての衝撃) 以上の速度において、衝突する物体と目標の物質のある量は猛烈な熱で蒸発させ られるであろう(より高速度になる程より多くなる)。ガスが拡散し冷えるに つれてIRに急速に落ち込み、この火球からの放射は可視光か紫外線波長の領域で 強度がピークとなるであろう 最初の大火球が占める衝撃エネルギーの断片は 一般にせいぜい10%である。火球ガスがまだ効率的に放射するのに十分熱く、 濃度が高い間、このエネルギーのほんの一部だけが「目に見える」放射として 開放される。これが今観測された!

全体の衝撃エネルギーの非常に大きな部分(最大60%)が新たに形成された 衝撃クレーターの直近の所で熱エネルギーとなる。このことを私は勉強した。
それらを衝撃エネルギーの放射特性曲線を決定するために冷却クレーターの モデル化の後、私は地上からとLEOや月を周回しているセンサーで、冷たい月の 夜側の背景放射に対しどの様に放射を検出するかを考えた。
宇宙に設置されたセンサーで、最適な波長範囲は1-6ミクロンの間である。 月を周回するセンサーの場合に、私は100gm以下の衝撃も検出可能と結論した。 地上からの観測では2ミクロンの窓が数 kg あるいはそれ以下の衝撃を検出する ことを可能とするかもしれないが、ディスクと空の輝きが太陽に照らされた 部分からの光で散乱されて、この波長の範囲をほとんど利用できない。

私はいかなる月の衝撃的な事象でも素早く(地上からの)検出が近代的な 機器とセンサーの掌中にあるを非常にうれしくし、かつ驚かされる。

リチャード・クラーク


[原文]

BRIGHTEST LUNAR IMPACTORS WERE PROBABLY LARGE OBJECTS
From Joan and David Dunham There was a suggestion that sunglints from artificial satellites might be involved, but this is unlikely since the observations were made late at night local time when most of these would be deep in the Earth's shadow. Also, with six events simultaneously recorded at two or more separated locations, the chances are much greater that they are lunar phenomena than something closer. In the cases where lunar location information is available in the separate video records, there is also good agreement.

Brian Cudnik reports that he observed from the Houston Astronomical Society's site near Columbus, TX, at long. 96 deg. 39' 50" W., lat. 29 deg. 37' 07" N., h 98m, about 100 km west of downtown Houston.

There are many previous observations of probable lunar impacts, although none of them apparently were confirmed. Many of these were published in a NASA Technical Report on transient lunar phenomena that is on the Web at http://www.mufor.org/tlp/lunar.html One can also find there a link to a modern (about one year old) effort to videorecord TLP's simultaneously from different locations, a "lunascan" project, which has other useful links, but so far they don't have news of the Nov. 18th lunar impacts. Apparently their project has concentrated more on the terminator and sunlit side of the Moon. Also, published in the Proceedings of the 48th convention of the Association of Lunar and Planetary Observers (Las Cruces, NM, June 25-29, 1997) is a good paper by John Westfall on "Worthy of Resurrection: Two Past ALPO Lunar Projects", including one on "Lunar Meteor Search" that includes a table of meteor size, frequency, flash magnitude, and crater diameter that is in rather good agreement with the messages below, as well as a good history of efforts up to 1997.

Does anyone know of a Web (or other) reference to an account of the large impact observed by Canterbury monks in 1178 that apparently caused the near-far-side crater Bruno? That's probably the first observation of a lunar impact, although not confirmed from observations elsewhere.

David Dunham, 1999 Dec. 7


Date: Mon, 6 Dec 1999 11:30:36 -0700
To: Joan and David Dunham
From: Jay Melosh
Subject: References & calcs. of lunar meteor impacts

Dear Joan and David:

I just heard from Paul Weissman that he estimates that your m = 3 flashes must have been made by an object "about half a meter" in diameter. I have to agree with this estimate--which implies masses *much* larger than you have mentioned! (a half meter diameter projectile would mass about 500 kg). The problem is that the luminous efficiency of an impact onto a solid surface is *much* lower than the ca. 10% Mike Mazur estimates for a bolide. This is discussed in detail in the Nemtchinov paper I mentioned in my last email, but let me work out the consequences using Mazur's estimates for the energy released by the various flashes on the moon (i.e. L_obj=10^[(m-26.98)/-2.5] J/s, and an estimated duration of 33 milliseconds). I use Nemtchinov et al.'s luminous efficiency estimate of 10^-4:

impactor mass,kg    crater diameter,m    luminous energy,J    Magnitude,m
      100                9.8                  2.5e7              4.8
      300               13.                   7.6e7              3.6
      500               15.                   1.3e8              3.0
I used my web program for computing crater sizes at www.lpl.arizona.edu/tekton/crater.html for the crater size computations, assuming a projectile density of 1000 kg/m^3, impact angle of 45 degrees, impact velocity of 71 km/sec and a target of loose sand (lunar regolith) with a mean density of 2500 kg/m^3.

A potentially serious problem in these estimates is the duration of the flash. Nemtchinov and I computed that most of the light is emitted in a single millisecond for a 1 m radius impactor--much shorter than the 1/30 sec Mazur estimates! Smaller objects will produce correspondingly shorter flashes. However, I presume that your video camera (is it a CCD?)
  - Yes

integrates the light emitted over the duration of one frame (1/30 second?)

   - Actually, with interlaced video, the even lines are scanned in
     1/60th of a second, then the odd lines are scanned in the next
     1/60th of a second to form a 1/30th-second frame.  But some VCR's,
     including the ones we used, can work with the half-frames to
     achieve 1/60th second time resolution.
so Mazur's estimates for total energy emitted may be correct--but this has to be verified before these estimates can be accepted. If the actual integration time was much smaller than assumed, that will reduce the mass of the projectile fragment accordingly.
   - No, the integration time per half-frame is close to 1/60th second;
     as I understand, there is very little "dead time" between scans
     but there is some.  The E flash is curious in that I think it
     peaked between two scans in my tape, where it is almost equally
     bright, but rather faint, around 7th mag., on two successive
     half-frames.  But it must have been brighter, around 5th mag.,
     on a single half-frame for it to show up so well in Sada's tape.
The other uncertainty is that Nemtchinov et al. assumed an impact velocity of 30 km/sec. It is possible that the luminous efficiency is higher at 70 km/sec, and this is something that should be looked into, but it seems unlikely it will be off by as much as a factor of 4.

I hope this is of help to you.
  - Yes, certainly, many thanks.

Sincerely, Jay Melosh


Jay Melosh
Professor of Planetary Science Lunar and Planetary Lab
University of Arizona


Date: Mon, 06 Dec 1999 20:00:35 -0800
From: R Clark
To: Dunham
Subject: size of lunar leonid impacts

Hello Dr. Dunham,

I was very excited to hear that several impacts on the lunar surface had been detected during the Leonids. The possibility of such observations has been examined several times over the years, and generally ruled out as a difficult project with little likelihood of a quick success. However the high efficiency and capabilities of modern sensors and their widespread use by amateurs has now made the observation a reality.

In the discussion of the observations you mention questions about the size of the impactors that produced these flashes. You mention size estimates ranging from >1000 kg to ~100 grams. I am curious about how the latter figure reached you.

    - The lower estimates were from well-intentioned astrophysical
      calculations by others who, however, did not realize the
      very low fraction of energy that is transformed into visible
      light during these impacts.
For the size of the objects that produced these flashes, I have to agree with the earlier figure... even though I am probably the source of the latter. In my thesis at the University of Arizona I studied the detectability of a different feature associated with lunar impacts.

High velocity lunar impacts produce several phenomena that may be observed. The impact produces shockwaves in the target that may be detected as seismic energy. The Apollo missions left a network of seismometers which detected numerous impacts between 1969 and 1977 when they, and the remaining active Apollo surface instruments were foolishly shut down. (the old story about spending $40 billion to plant a flag but not being able to afford the $50K/yr to receive and archive the low but unending volume of science data still being returned) Impacts of objects down to a few kg were detected with this networ

   - It sure would have been nice to have had ALSEP observations
     of the Nov. 18th impacts!  Someone should have thought to try
     to look for flashes from separate observatories before shutting
     down the network.  Of course, the widespread availability of
     inexpensive sensitive CCD video cameras was key to this effort
     (the cameras we used only cost $80), and these didn't exist
     in 1977.
Another impact phenomenon, probably the most obvious thing to look for, is the flash produced by the impact fireball. At velocities above ~12 km/sec (virtually all impacts of asteroidal or cometary material at Earth) the impacting object and some ammount of target material (increasing with higher velocities) will be vaporized to incandescent temperatures. The radiation from this fireball will have its peak intensity at visible or UV wavelengths, quickly dropping into the IR as the gasses disperse and cool. The fraction of the impact energy partitioned into the initial fireball is generally at most 10%. Only a small fraction of this energy is released as 'visible' radiation while the fireball gas is still hot and dense enough to radiate efficiently. This has now been observed!

A very large fraction of the total impact energy (~60%) ends up as thermal energy in the immediate vicinity of the newly formed impact crater. This is what I was studying. After modeling cooling craters to determine their radiative characteristics, I considered how to detect them against the background of the cold lunar nightside with groundbased, LEO, and lunar orbiting sensors. For space based sensors the optimum wavelength range is in the 1-6 micron range. In the case of a lunar orbiting sensor I concluded that an impact <100gm may be detetable. For groundbased observations most of this wavelength range is unavailable, although the 2 micron window might allow impacts of a few kg or less to be detected, depending on scattering of light from the sunlit portion of the disk and skyglow.

I am very pleased, and more than a little surprised, at how quickly the (groundbased!) detection of any lunar impact events has come within the grasp of modern instruments and sensors.

Richard Clark


(3) 月面のクレーター 、GIORDANO BRUNO

   * 配信元:CCnet
   * 著者:マイケル・ペイン

[日本語要約]

デイビッド殿

クレータ ブルーノについての質問の件、私も(今まで)修道士が 目撃したイベントのより多くの情報を捜していた。 そして私が 集めたすべての情報は次のWebにある。
http://www1.tpgi.com.au/users/tps-seti/spacegd2.html#bruno

もしAD1178年のイベントが(データベースの探索にフルネームが重要) クレーター( Giordano ブルーノ)を生成したとすれば、それは地球に 対する NEO の危険について明確な意味を持っている。このクレーターは 直径が約22キロで、その生成におよそ直径1キロの衝撃体が必要とされる からである。 私は月面でこのような出来事の平均間隔が何十万年から 何百万年であると予想している。

私の Web ページにアポロの計測器が読み取った月震に関する若干の 情報がある。 私は月が素晴らしい NEOの衝撃検出器と思うので、 アポロ実験の削減は本当に短見であった。

マイケル・ペイン


[原文]

LUNAR CRATER GIORDANO BRUNO
From Michael Paine
David,

Re your query about crater Bruno. I too have been searching for more information about the event witnessed by monks. All the information I have gathered is at

http://www1.tpgi.com.au/users/tps-seti/spacegd2.html#bruno

If the 1178AD event did produce the crater Giordano Bruno (note the full name has been important for some database searches) then it has significant implications for the NEO hazard on Earth. This is because the crater is about 22km in diameter and an impactor somewhere around 1km in diameter would be required (I should get 'round to checking Jay Melosh's crater calculator for this). I would expect the average interval between such events on the Moon to be in the 100s of thousands, maybe millions, of years.

My web page also has a little information about seismic readings taken by Apollo instruments. It seems to me that the Moon would make an excellent NEO impact detector - the curtailment of the Apollo experiments was indeed short-sighted.

Michael Paine


(4)200個の潜在的に危険な小惑星
   200 POTENTIALLY HAZARDOUS ASTEROIDS

   * 配信元:CCNet
   * 著者:ブライアン・G・ Marsden (ハーバード - スミソニアンセンター)

[日本語要約]

今日、200個の PHA(潜在的に危険な小惑星)発見の発表文を見た。 このマイルストーンは11月7日 LINEAR計画(MIT、リンカーンラボ)で 発見された1999 VP11 で達成された。 3年以内で、このプロジェクトは 全ての PHAs の3分の1以上の発見をもたらした。そのPHAは地球から 0.05天文単位(5百万マイル)以内を通過する小惑星で、そして本質的に 絶対等級22等より明るい(それらは直径約180メートル(600フィート) 以上であることを示唆している)。アポロとして知られている最初の PHA は1932年に発見された。そして15個以外のすべてのPHAsが過去の 20年間に発見された。丁度 PHAs の半分が1997年の中頃から発見された。 更に、最近の LINEARの貢献は、アリゾナ大学で長期に推進している Spacewatch計画で12個が、JPL(ジェット推進研究所)のNEAT 計画で6個が、アリゾナ大学の Catalina スカイサーベイで5個、 ローウェル Observatory NEO プログラムで4個の発見で補完された。 アリゾナのアマチュア天文家、ロイ・タッカー氏は2個を発見した。

PHA として単なるカテゴリー化はその物体が次の何万年間に地球に 危険をもたらすことを意味しないが、その大部分が実際には地球に それ程近づかないNEOを集めたサブセットである。40パーセント 以上のPHAsは重点的に観測されたので、これらの内1個か2個以下が 今後恐らく500年に1度の脅威となろう。他の30%から40%の 小惑星がその軌道と地球の軌道の間の最小距離が非常に大きいので、 次の500年以内のいかなる衝撃も実際の可能性がほとんどない。 ただほんの少数(の小惑星)が次の半世紀の間に可能な衝撃に、 いかなる重大な検証も正当化する。 そしてその検証は 今定期的に起きており、主にピサの大学へのグループの努力に 感謝したい。 次の半世紀の間に想像可能な危険で発見された実際の ケースの数は非常に小なく合計4件である。

タイムリーな方法でこれら(異常に接近する)ケースを知ることは その古い写真のアーカイブにこれらの物体のイメージの探索を含め、 特別な観察の努力されることを可能にした。 それはより詳しい 観測がこれらの可能な脅威を排除することに驚くべきことではない。 少なくとも直径0.8Km(半マイル)か、それより大きなものを 含めて本質的により明るい物体に対し、益々増えていくプロや アマチュアの観測者のこれまでの献身に感謝することと、そしてその プロセスは何の問題もなく機能している。

ブライアン・G・ Marsden
1999 11月 11日


[原文]

200 POTENTIALLY HAZARDOUS ASTEROIDS
PRESS INFORMATION SHEET: Produced at the Harvard-Smithsonian Center

Today saw the announcement of the discovery of the two-hundredth PHA, or "potentially hazardous asteroid". This milestone was reached with 1999 VP11, found on Nov. 7 by LINEAR, the Massachusetts Institute of Techology's Lincoln Laboratory Near-Earth Asteroid Research project. In less than three years this project has yielded more than one-third of all the PHAs, which are asteroids that can pass within 0.05 astronomical unit (5 million miles) of the earth and are intrinsically brighter than absolute magnitude 22 (suggesting that they are more than about 600 feet across).. The first PHA, known as Apollo, was discovered in 1932, and all but 15 of the PHAs have been found during the past 20 years. Just half of the PHAs have been discovered since the middle of 1997, with the recent LINEAR contribution supplemented by the University of Arizona's longstanding Spacewatch project, with 12 discoveries; the Near-Earth Asteroid Tracking program of the Jet Propulsion Laboratory, with six discoveries; the University of Arizona's Catalina Sky Survey, with five; and the Lowell Observatory Near-Earth Object Program, with four. The Arizona amateur astronomer Roy Tucker has discovered two PHAs.

Mere categorization as a PHA does not imply that an object will pose any danger to the earth during the next tens of millennia and more, but this is a convenient subset of the more inclusive collection of Near-Earth Objects, most of which actually come nowhere near the earth. More than 40-percent of the PHAs have been so extensively observed that there is no way more than one or two of these could conceivably be a threat a half-millennium, say, from now. For another 30 or 40 percent the minimum distances between their orbits and that of the earth are currently too large for there to be any real possibility of an impact within the next half-millennium. Only a fraction warrant any serious examination for a possible impact during the next half-century or so. And that examination is now routinely occurring, thanks mainly to the efforts of the group at the University of Pisa. The number of actual cases found where there has been any conceivable danger during the next half century is remarkably small--four objects altogether. Knowing of these cases in a timely manner then allows special observational efforts to be made, including the search for images of these bodies in the old photographic archives. It should be no surprise that further observations will eliminate these possible dangers--almost all of the time... At least for the intrinsically brighter objects, which include those half a mile across and larger, and thanks to the dedication of an ever-increasing set of observers, professional and amateur, the process is working just fine.

Brian G. Marsden (1999 November 11)


3.訳者の所感

今年の獅子座流星群は出現の予測と、地上から月面衝突の現象を 確認できたことなど大きな成果が報告されている。また1178年に月で 起きたことは、少し軌道が外れていれば地球に衝突した可能性があり、 対岸の火事(月ごと?)ではなかったであろう。
PHAが200個に達したことが報じられましたが、新規発見とそれらの 軌道の確定が加速するとおもいます。当協会の観測施設も2000年から 本格的な観測が始まり、其の活躍を大いに期待しております。