[日本スペースガード協会]

今週のニュース( Aug  20)


会員の祖父江様からの情報です。
*2000年8月20日受付
 今週はMPMLから配信されたニュースを足掛かりにしてイギリスで開催された IAU会議で委員会20の報告書をダウンロードしました。この中で大泉の小林氏が小惑星の観測で世界の「主導的な観測プログラム」でベスト10 にランクされ、高い評価を受けられております。

1.目次

(1) 観測計画とNEOのフォローアップ
    (Observing programs & NEO follow-up)

(2) 委員会20 : 小惑星、すい星や人工衛星 の位置と運動
    (COMMISSION 20: POSITIONS AND MOTIONS OF MINOR PLANETS,COMETS AND SATELLITES)


2.詳細

(1) 観測計画とNEOのフォローアップ
    (Observing programs & NEO follow-up)

    *配信元:MPML(Minor Planet Mailing List)
    *著者:ポール Comba
    *配信日:2000年8月14日

[日本語要約]

 マンチェスターで開催されているIAU会議に背景資料の何篇を拾い読みする間に (月と雲が観測を妨げたので)、私は委員会20の報告書「 小惑星、すい星と衛星の 位置と運動」を見つけた 。

 この報告は1999年10月に準備され、1996年中頃から1999年中頃まで 明らかに3年の期間を言及している。採番された小惑星、多数衝の軌道と 公表された仮称などの現在の数を再評価した後、報告書で述べている:

 およそ120ヶ所の天文台だけが所定の月間に典型的に活動中であったが、 約320ヶ所の天文台が 3年間に天体位置測定の観測をすることに関与した。 天文台は約35ヶ国に位置し、それらの70パーセント以上がアマチュア天文 愛好者によって所有され、運用された。表1にリストされた14ヶ所の観測 プログラムは3年間で7500回以上の観測に貢献した。それらをひとまとめに して観測数の88パーセントに責任を持っていた。

 私は表に掲載された14ヶ所の「主導的な観測プログラム」の中で、 大泉(小林)、 Woomera ( Zoltowski )とプレスコット( Comba )の 3ヶ所が アマチュアによって運用されているのを見てうれしかった。

 NEO フォローアップに関する主題で、報告書は NEO 確認ページに言及し、 次のように述べている。「数ダースの天文台で観測者は今定期的にこの サイトをモニターしており、ある観測者は発見の数時間以内に フォローアップ観測を報告している。それによって位置推算表の修正と それ以降のフォローアップ観測を可能にしている」。

完全な報告は以下のWebを参照のこと
http://www.astro.uu.se/IAU/c20/trienn.html

ポール Comba


[原文]

While browsing through some of the background material to the current IAU meeting in Manchester (something to do while Moon and clouds prevent observing), I came across the report of Commission 20: "Positions and Motions of Minor Planets, Comets and Satellites".

This report was prepared in October 1999 and refers apparently to the three-year period from mid-1996 to mid-1999. After reviewing the then-current number of numbered minor planets, multi-opposition orbits and issued designations, the report states:

"Some 320 different observatories were involved in making astrometric observations during the triennium, although only some 120 would typically be active during a given month. The observatories were located in some 35 different countries, and more then 70 percent of them were owned and operated by amateur astronomers. Fourteen observing programs, listed in Table 1, contributed more that 7500 observations [each] during the triennium and they were collectively responsible for 88 percent of the observations".

I was pleased to see that of the 14 "Leading observing programs" listed in the table, three are (or were) run by amateurs: Oizumi (Kobayashi), Woomera (Zoltowski) and Prescott (Comba).

On the subject of NEO follow-up, the report mentions the NEO Confirmation Page and states: "Observers at a couple of dozen sites are now regularly monitoring this site, and some of them often report follow-up observations within a matter of hours of the discovery, thereby allowing revisions of the ephemeris and further follow-up observations".

The full report is at http://www.astro.uu.se/IAU/c20/trienn.html

Paul Comba


(2) 委員会20 : 小惑星、すい星や人工衛星 の位置と運動
    (COMMISSION 20: POSITIONS AND MOTIONS OF MINOR PLANETS,COMETS AND SATELLITES)

    * 配信元(ダウンロード先):Commission 20 Web ページ
     ( http://www.astro.uu.se/IAU/c20/trienn.html)
    * 著者:ハンス Rickman (会長:PRESIDENT)
    * ダウンロード日:2000年8月16日

[日本語要約]

序文
 この委員会20の3年毎の報告書は興味深い分野で科学的な進歩の短い要約 として用意されている。そこで、必然性に応じて、単に少数のハイライト だけが言及されるはずである。委員会20の Web ページで、興味のある読者は 最近の参考文献リストから適切な文献を発見出来るであろう。これを記述した 時点(1999年10月)の URLは http://www.astro.uu.se/IAU/c20/ である。
しかしミラーサイトはこれらの会議資料が整ったとき設置が期待できる。 委員会20の人工衛星分科会は、この(報告書)の直後に、別途3年報告書を 用意している。その構成は前回のIAU会議資料のようで、その仕事が かなり詳細に記述されるようである。小惑星センター(MPC)の年次報告書は IAU情報会報で見ることができる。それとこの報告書の第3章から、計算と 観測の活動における最近の進展がこのセンターの作業負荷の異常な増加を もたらしたことは明白である。これによって起きた問題は現在検討中であり、 解決策が求められる。それによって MPC の資金を増加することができ、 そして/あるいはその仕事は現在の、高い科学的な水準の喪失を避け将来の 運営を保証するために共有した。

会議
 この報告書が対象とする期間で、太陽系小天体の力学に関係がある 多くの会議と教育があった。
すなわち:
* IAUセミナー165回、力学と自然及び人工天体の天文測定学、 1996年7月1日ー5日、ポズナン(ポーランド)。
* 小惑星、すい星、メテオール96、1996年7月 8日-12日 、ベルサイユ (フランス)。
* NATO上級研究研修所、太陽系に於ける小天体の力学:太陽系研究の 主要な鍵、 1997年 6月29日 − 7月12日、 Maratea (イタリア)。
* すい星と小惑星の力学と地球歴史におけるそれらの役割、14-181997年8月、 彦根 (日本)。
* IAUセミナー172回、天文学に於ける近代的動力学の衝撃、 1998年7月6-11日、ナムール(ベルギー)。
* IAUセミナー173回、小惑星とすい星の進化と供給源、1998年8月24-28日 、 Tatranska Lomnica (スロバキア)。

小惑星
 小惑星の観察活動はここ 3年の間にものすごい高まりを経験した。予期された ように、 NEOs(near-earth objects ) に対する複数の新な CCD 探索 プログラムはスペースワッチとNEAT( Near Earth Asteroid Tracking ) プログラムに加わって、稼動を始めた。 新なプログラムの1つ、 LINEAR (Lincoln Laboratory Near Earth Asteroid Research)が単独で以前の 3年間で 世界中の天文台すべてによってなされた3倍以上もの小惑星の観察をこなした! さらに、この 3年間に世界中でなされた観測数は観測の完全セットを収めた 磁気テープが、最後に1995年に発行されられた数を含めたものの1.5倍であった。
観測活動の増加は明らかに軌道を蓄積する割合が反映されている。1999年2月に 10000番の小惑星の番号を見た;1999年6月末までに、採番された小惑星の数は すでに10986個で、1996年6月から 56 - パーセント増加した。 2回かそれ以上の 衝を記録した他の13000個の天体とさまざまな質の程度である1回だけの衝の 軌道を合せて、1999年中頃に公式ファイルに収録された項目の総数は52346個で あった。

 暫定的な仮称が当初未確認の小惑星 61666個に与えられ、前の3年間の仮称数の大体3倍であった。1998年、仮称に添付された数は初めて100個を超え −それは、1999年、前半に2度の半月単位と同様、4度の異なった半月単位でそうであった。

 およそ120ヶ所の天文台だけが所定の月間に典型的に活動中であったが、 約320ヶ所の天文台が 3年間に天体位置測定の観測をすることに関与した。 天文台は約35ヶ国に位置し、それらの70パーセント以上がアマチュア天文 愛好者によって所有され、運用された。表1にリストされた 14ヶ所の観測 プログラムは 3年間で7500回以上の観測に貢献した。それらをひとまとめにして 観測数の88パーセントに責任を持っていた。

表1.主導的な観測プログラム

 
プログラム 観測数  望遠鏡タイプ   責任者(P.I.)
LINEAR   725 277  1.0-m GEODSS   G. H. Stokes 
Spacewatch  126 143  0.91-m reflector  R. S. McMillan 
LONEOS   103 493  0.59-m Schmidt  E. L. G. Bowell 
NEAT     43 333  1.0-m GEODSS   E. F. Helin 
Xinglong   35 240  0.60-m Schmidt   J. Zhu 
ESO      33 744  1.0-m Schmidt   E. W. Elst, C.-I. Lagerkvist 
ODAS     27 742  0.90-m Schmidt  A. Maury, G. Hahn 
Klet     19 764  0.57-m reflector  J. Ticha 
Catalina   17 792  0.41-m Schmidt   S. M. Larson 
Oizumi    13 929  0.25-m reflector  T. Kobayashi 
Visnjan    13 295  0.41-m reflector  K. Korlevic 
Ondrejov   10 300  0.65-m reflector  P. Pravec 
Woomera    8 843  0.30-m reflector  F. B. Zoltowski 
Prescott    7 659  0.46-m reflector  P. Comba 
 一般に推測された NEO 候補の一晩の検出から、簡潔な位置推算表が次に示す World Wide Webの「 NEO 確認ページ」( NEOCP )で定期的に掲示される。 そのWebは http://cfa-www.harvard.edu/iau/NEO/ToConfirm.html である。
数ダースの天文台で観測者は今定期的にこのサイトをモニターしており、ある 観測者は発見の数時間以内にフォローアップ観測を報告している。それによって 位置推算表の修正と以後のフォローアップ観測を可能にしている。軌道計算が 相応に安定するとすぐに、小惑星電子回報が発行される(物体はまだ NEOで あるか、さもなければ異常である)。そしてその天体は NEOCP から削除される。
初めて、精査に被された時にさえ、2個の天体はすい星活動を示さず逆行する 軌道を持つことが発見された。これらは1999 LD31と1999 LE31で、 LINEARの 発見がちょうど4夜の間隔でなされた。そしてそれぞれ 160度 と 152度の 軌道傾斜角を持っていた。

 NEOs の膨大な大多数は予見可能な将来、地球に衝突する可能性がないので、 「潜在的に危険な小惑星」( PHAs )のサブセットを定義することは便利で あった。これらは現在地球のそれの0.05 AU 以内を通過出来て(単純化された 仮説の下で)、そして絶対等級で22等(直径200メートルほどの小さな天体を 含めて)より明る小惑星である。 1996年6月に91個の PHAsが知られており、 1999年6月に182個と 正確に2倍となった。

 周知の天体による衝撃の可能性と確率を算定する話題は特定の時に利用可能な 観測情報に関して、この3年間に重要なものの一つとなった。そして、この 問題に対処する種々の技術が開発された。この分野は非常に活発に論議されたが、ただ極めて少数の出版物しかない。
( Sitarski; Acta Astron. 、49、103-112、1999; Milani 、 Chesley と Valsecchi ; Astron. 、 Astrophys. 、346、 L65 - L68 1999年)委員会20の 見地から、特別な注意が次の50年から100年間に、 たとえ、衝撃確率が「背景」 レベルより数桁小さくても、 特定の衝撃事象の可能性が存在する天体に 払われることは重要である。背景レベルとは、同等サイズの未発見の天体が、 所定の年に地球を打つ確率のことである。

 理論的な側面では、 Milani ( Icarus 、137、269-292、1999)が小惑星同定 問題についての一連の論文を始めた。 彼は主小惑星帯の適切な要素の問題を Knezevic とともに仕事を継続した( Celest. 、 Mech. と Dynam. 、 Astron. 、71、55-78、1998)。

 多くの研究が主小惑星帯の中で運動の規則性の問題を取り上げた。 驚くべき新しい結果は「スロウ」カオス、すなわちその発現が太陽系の年齢に 相当する時間を要するカオス、が非常に頻繁であり( Milani 、 Nobili と Knezevic 、 Icarus 、125、13-31、1997; Froeschle 、 Gonczi と Lega 、 Planet. 、Space Sci. 、45、881-886、1997)、そして高次元平均運動共鳴関係( Holman とマーレー、 Astron. 、J112、1278-1293、1996)かあるいは3体の平均運動共鳴関係の存在のいずれかである。 (マーレー、 Holman とポッター、 Astron. 、J116、2583-2589、1998; Nesvorny と Morbidelli 、 Astron. 、J、116、3029-3037、1998) 特に、内部小惑星帯の小惑星はカオス的な拡散を経験する。それは究極的にそれらの軌道は火星(軌道)を交差させることになる( Morbidelli と Nesvorny 、 Icarus 、139、295-308、1999)。

 内惑星の領域で小惑星の長期運動の数値的な検証がその領域の動的な構造を 明らかにし始めた。(ミシェルと Froeschle 、 Icarus 128、230-240、1997; ミシェル、 Planet. 、Space Sci.、46、905-910、1998; Migliorini および その他、Science281、2022-2024、1998)

 以前の3年期間の末に、 TNO の数は 37個 で、観測された多数の衝が (冥王星を含めて)18個、 ただ単一の衝だけで19個 の状態であった。 多数衝の天体は主にプルチーノ族(海王星と2:3の 平均運動共鳴関係の天体)と キュブワノ族(平均距離43 から 46 AU の低離心率の軌道)で、単一の天体と 合わせて3:4と 3:5の共鳴関係であった。
この 3年期間の末に、多数の衝の天体と単一の衝の比率は121対54であった。 改善された調査技術が以前より多くのTNO を発見しているのを見ることは 刺激的であるが、天体が2番目の衝でゆっくりとした率で再発見される事は どちらかと言うと憂慮すべきである。 人が期待するかもしれないが、 プルチーノ族とキュブワノ族がまだ優位を占めるけれども、代表的な幾つかの タイプの軌道の拡大があった。

 これらの天体の1つ、1999 DG8 が現在太陽から60 AU 付近に位置して いると思われるが、これらのより大きな軌道はそれらの近日点距離が海王星を 越えて数天文単位に広がっているという指標がないにもかかわらず、 キュブワノ族の軌道より更に大きな軌道に TNO があることは今明確である。 これらの円盤状天体(scattered-disk objects )の中で最もよく知られている ものは1996 TL66 で、1回の衝以上を記録したまだ唯一の天体である。現在では、海王星の軌道に近いそれらの近日点で、 海王星と 1:2の 共鳴関係で 1996 TR66 と1997 SZ10 の 2個の周知の天体があると思われる。

 他の興味深い点は軌道傾斜角が TNO の分布である。5個の多数衝の天体は 25度を超える軌道傾斜角であり、最大の軌道傾斜角は 1996 RQ20 の31.6度で、 そうでなければ中程度のキュブワノ族であるように思われる。

 散在する円盤状天体はケンタウリ族の効率的な拡張である。それらは巨大な 惑星の領域下では不安定な軌道であり、ある場合には海王星を越えてそれらの 遠日点にある。3年間に8個の新しいケンタウリ族が追加され合計14個になった。 その半数が1回以上の衝で観測された。

 動力学を考慮したことで、海王星横断ベルト(小惑星)におけるスローカオス 現象の研究が Morbidelli( Icarus 、127、1-12、1998)によって実行された。 そして Ip やフェルナンデス ( Astron. 、 Astrophys. 、324、778-784、 1997)は 2:3の平均運動共鳴関係からケンタウリ族軌道に天体を投入する 調査をした。それは空極的に、短周期すい星につながっている。

すい星
 理論的で数値的な研究はすい星の動力学の種々の局面を扱った。科学的 ワークステーションで到達した、パフォーマンスのレベルはカオス的な軌道で 天体の動きを積分するより高速アルゴリズムの使用と結びついて、太陽系の 年齢に相当するタイムスケールで軌道進化の計算を可能にした。特に、海王星 横断の領域を木星族と結付けている長い経路は、 Levison とダンカン ( Icarus 、127、13-32、1997)が、とりわけ批評された摂動力を与える 惑星の質量増加が不要は Valsecchi や Manara ( Astron. 、 Astrophys.、 323、986-998、1997)によって研究された。

 Emel 'yanenko とベイリーは、準放物線状(near-parabolic)フラックス (Mon. 、 Not. 、R・ Astron. 、 Soc. 、298、212-222、1998)から ハレータイプのすい星を捕獲する問題を扱い、そして小さなq Oort 雲すい星が ハレータイプのフラックスに最も寄与することに気付いた。 Wiegert と Tremaine ( Icarus 、137、84-121、1999)は長周期すい星の進化を調査し、 そして観測されたサンプルから古いすい星が不足している問題を説明するために、種々の消滅していく法則をテストした。チャンバ( Icarus 、125、32-38、 1997)はハレータイプと長周期すい星の間に興味深い力学的な相違を発見した。 前者でしばしば見られた平均運動共振関係が、後者はアブセンスが本質であった。

 すい星の動力学で2つの他の未処理の問題が扱われた。最初は太陽系進化の 初期の段階で Oort 雲の中にすい星の移植が低効率である。もし太陽系が分子雲か散開星団のように、より大きな摂動の環境でできたならば、フェルナンデス ( Icarus 、129、106-119、1997)は効率問題が克服されることに気が付いた。

 2番目の長期存続の問題は2P / Enckeすい星の起源のそれである。そのすい星の遠日点は木星の軌道から分離されたということである。 スティールと Asher (Mon.、 Not. 、R astron. 、 Soc. 、281、937-944、1996)はこのすい星に 観測より数倍強力な非重力の力の作用が木星族のすい星が動き始めて、現在の 軌道を得るに十分であることを示唆した。

 興味を起こさせる最近の進展は Gronchi とMilani ( Celest. 、 Mech. と Dynam. 、 Astron. 、71、109-136、1998; Astron. 、 Astrophys. 、341、 928-935、1999) の仕事である。そして長い目で見れば、惑星を横断する軌道上の天体に(一時的な)適切な要素の理論を構築することに狙いを定めた。

ハンス Rickman
委員会会長


[原文]

INTRODUCTION
This Comm. 20 triennial report is prepared as a short summary of the scientific progress in the fields of interest, where, by necessity, only a few highlights are to be mentioned. On the Comm. 20 webpage, the interested reader may find a more complete list of recent references to the relevant literature. Its URL at the time of writing (October 1999) is http://www.astro.uu.se/IAU/c20/, but mirror sites are expected to have been set up at the time of appearance of these Transactions. The Comm. 20 Working Group on Satellites has prepared a separate triennial report, immediately following this one, where the format is rather like in previous IAU Transactions, the work being described in considerable detail. Annual reports of the Minor Planet Center can be found in the IAU Information Bulletins. From these, and from Sect. 3 of this report, it is obvious that the recent developments in observational as well as computational activities have implied an enormous increase of the work load for this Center. The problems created by this are presently under discussion, and solutions are sought, whereby the funding of the MPC can be increased and/or its tasks shared in order to secure a future operation that avoids the loss of its current, high scientific standard.

MEETINGS
During the period covered by this report there has been a number of meetings and schools relevant to the dynamics of small solar system bodies, namely:

* IAU Colloquium 165 Dynamics and Astrometry of Natural and
  Artificial Celestial Bodies, 1-5 July 1996, Poznan (Poland);
* Asteroids, Comets, Meteors 96, 8-12 July 1996, Versailles (France);
* NATO Advanced Study Institute The Dynamics of Small Bodies in the
  Solar System: A Major Key to Solar System Studies,
  29 June - 12 July 1997, Maratea (Italy);
* Dynamics of Comets and Asteroids and their Roles in the Earth
  History, 14-18 August 1997, Hikone (Japan);
* IAU Colloquium 172 Impact of Modern Dynamics in Astronomy,
  6-11 July 1998, Namur (Belgium);
* IAU Colloquium 173 Evolution and Source Regions of Asteroids and
Comets, 24-28 August 1998, Tatranska Lomnica (Slovakia).
MINOR PLANETS
Observational activity on minor planets experienced a tremendous surge during the triennium. As had been anticipated, several new CCD search programs for NEOs (near-earth objects) came on line, joining the older Spacewatch and NEAT (Near Earth Asteroid Tracking) programs. One of the new programs, LINEAR (Lincoln Laboratory Near Earth Asteroid Research), alone made almost three times as many observations of minor planets as were produced by all of the world's observatories during the previous triennium! Furthermore, the number of observations made worldwide during this triennium was nearly one-and-a-half times the number included when the magnetic tape with the complete set of observations was last issued in 1995.

The increase in observational activity is obviously also reflected in the rate of accumulation of orbits. February 1999 saw the numbering of the ten-thousandth minor planet; by the end of June 1999, the number of numbered minor planets was already 10 986, a 56-percent increase since June 1996. Together with some 13 000 other objects recorded at two or more oppositions and single-opposition orbits of varying degrees of quality, the total number of entries in the official files in mid-1999 was 52 346.

Provisional designations were given to 61 666 initially unidentified minor planets, nearly three times the number of designations during the preceding triennium. In 1998 the subscripted number in the designations exceeded 100 for the first time - and it did so in four different halfmonths, as well as in two halfmonths in the first half of 1999.

Some 320 different observatories were involved in making astrometric observations during the triennium, although only some 120 would typically be active during a given month. The observatories were located in some 35 different countries, and more than 70 percent of them were owned and operated by amateur astronomers. Fourteen observing programs, listed in Table 1, contributed more than 7500 observations during the triennium, and they were collectively responsible for 88 percent of the observations.

Table 1. Leading observing programs

Program      Number  Telescope          P.I. 
LINEAR      725 277  1.0-m GEODSS      G. H. Stokes 
Spacewatch  126 143  0.91-m reflector  R. S. McMillan 
LONEOS      103 493  0.59-m Schmidt    E. L. G. Bowell 
NEAT         43 333  1.0-m GEODSS      E. F. Helin 
Xinglong     35 240  0.60-m Schmidt    J. Zhu 
ESO          33 744  1.0-m Schmidt     E. W. Elst, C.-I. Lagerkvist 
ODAS         27 742  0.90-m Schmidt    A. Maury, G. Hahn 
Klet         19 764  0.57-m reflector  J. Ticha 
Catalina     17 792  0.41-m Schmidt    S. M. Larson 
Oizumi       13 929  0.25-m reflector  T. Kobayashi 
Visnjan      13 295  0.41-m reflector  K. Korlevic 
Ondrejov     10 300  0.65-m reflector  P. Pravec 
Woomera       8 843  0.30-m reflector  F. B. Zoltowski 
Prescott      7 659  0.46-m reflector  P. Comba 
Generally from a single-night detection of a suspected NEO candidate, a brief ephemeris is routinely placed in ``The NEO Confirmation Page'' (NEOCP) in the World Wide Web at http://cfa-www.harvard.edu/iau/NEO/ToConfirm.html.
Observers at a couple of dozen sites are now regularly monitoring this site, and some of them often report follow-up observations within a matter of hours of the discovery, thereby allowing revisions of the ephemeris and further follow-up observations. As soon as the orbit computation has reasonably stabilized, a Minor Planet Electronic Circular is issued (provided that the object is still an NEO or otherwise unusual) and the object is removed from the NEOCP. For the first time, two objects found to have retrograde orbits failed to show cometary activity, even when subjected to close scrutiny. These were 1999 LD31 and 1999 LE31, LINEAR discoveries made just four nights apart, and they had orbital inclinations of 160o and 152o, respectively.

Since the vast majority of the NEOs have no possibility of colliding with the Earth during the foreseeable future, it has been convenient to define a subset of ``potentially hazardous asteroids'' (PHAs). These are minor planets that are currently able (under simplified assumptions) to pass within 0.05 AU of that of the Earth and have absolute magnitudes brighter than 22 (i.e., to include objects as small as 200 meters across). The 91 PHAs known in June 1996 precisely doubled to 182 in June 1999.,P> The topic of assessing the possibility and the probability of an impact by a known object, in terms of the observational information available at particular times, became one of some interest during this triennium, and various techniques for dealing with this problem have been developed. As this field is very actively debated, there have been only very few publications (Sitarski, Acta Astron. 49, 103-112, 1999; Milani, Chesley and Valsecchi, Astron. Astrophys. 346, L65-L68 1999). From the point of view of Commission 20, it is important that particular attention be paid to objects for which there exists the possibility of specific impact events during the next 50--100 years, even when the impact probability is some orders of magnitude smaller than the ``background'' level, i.e., the probability of the Earth's being hit in a given year by an undiscovered object of comparable size.

On the theoretical side, Milani (Icarus 137, 269-292, 1999) has begun a series of papers on the asteroid identification problem. He has also continued, with Knezevic, his work on the problem of proper elements for main belt asteroids (Celest. Mech. and Dynam. Astron. 71, 55-78, 1998).

A number of studies have addressed the problem of the regularity of motions in the main belt; the surprising new result is that ``slow'' chaos, i.e. chaos whose manifestation takes a time comparable to the age of the solar system, is very frequent (Milani, Nobili and Knezevic, Icarus 125, 13-31, 1997; Froeschle, Gonczi and Lega, Planet. Space Sci. 45, 881-886, 1997) and is due either to high-order mean motion resonances (Holman and Murray, Astron. J. 112, 1278-1293, 1996) or to the presence of three-body mean motion resonances (Murray, Holman and Potter, Astron. J. 116, 2583-2589, 1998; Nesvorny and Morbidelli, Astron. J. 116, 3029-3037, 1998). In particular, the asteroids of the inner belt undergo chaotic diffusion, that ultimately can make their orbits Mars-crossing (Morbidelli and Nesvorny, Icarus 139, 295-308,1999).

Numerical explorations of the long-term motion of asteroids in the region of the inner planets have started to uncover the dynamical structure of that region (Michel and Froeschle, Icarus 128, 230-240, 1997; Michel, Planet. Space Sci. 46, 905-910, 1998; Migliorini et al., Science 281, 2022-2024, 1998).

At the end of the previous triennium the count of TNOs stood at 37, with 18 (including Pluto) observed at multiple oppositions and 19 at only a single opposition. The multiple-opposition objects were mainly plutinos (objects in 2:3 mean-motion resonance with Neptune) and cubewanos (low-eccentricity orbits with mean distances 43--46 AU), together with single objects at the 3:4 and 3:5 resonances. At the end of this triennium the ratio of the single-opposition to multiple-opposition objects was 121 to 54. While it is exciting to see that improved search techniques are turning up TNOs in much greater numbers than before, the slow rate at which objects are recovered at a second opposition is rather disturbing. As one might expect, there has been some augmentation of the types of orbits represented, although the plutinos and cubewanos still dominate.

It is now clear that there are TNOs with orbits that are much larger than those of the cubewanos, although there is as yet no indication that these larger orbits have their perihelion distances more than a few astronomical units beyond Neptune, even though one of these objects, 1999 DG8, seems currently to be located around 60 AU from the sun. Best known among these scattered-disk objects is 1996 TL66, still the only one recorded at more than one opposition. There also seem now to be two known objects, 1996 TR66 and 1997 SZ10, in 1:2 resonance with Neptune, with their perihelia close to Neptune's orbit.

Another interesting point is the distribution of the TNOs in inclination. Five multiple-opposition objects have inclinations in excess of 25o, the highest inclination being 31o.6 for 1996 RQ20, which otherwise seems to be a mid-range cubewano.

The scattered-disk objects are effectively an extension of the centaurs, which have unstable orbits in the realm of the giant planets, in some cases with their aphelia beyond Neptune. During the triennium eight new centaurs were added, bringing the total to 14, of which half have been observed at more than one opposition.

For what concerns the dynamics, studies of slow chaotic phenomena in the trans-neptunian belt have been carried out by Morbidelli (Icarus 127, 1-12, 1998), and Ip and Fernandez (Astron. Astrophys. 324, 778-784, 1997) investigated the injection of objects from the 2:3 mean motion resonance into Centaur orbits, that can eventually lead to short-period comets.

COMETS
Theoretical and numerical studies have dealt with various aspects of the dynamics of comets. The level of performance reached by scientific workstations, coupled with the use of faster algorithms for the integration of the motion of bodies in chaotic orbits, have allowed the computation of orbital evolutions over timescales comparable with the age of the solar system. In particular, the long path connecting the trans-neptunian regions with the Jupiter family has been explored by Levison and Duncan (Icarus 127, 13-32, 1997), without the need to increase the masses of the perturbing planets that had been criticized, among others, by Valsecchi and Manara (Astron. Astrophys. 323, 986-998, 1997).

Emel'yanenko and Bailey have addressed the problem of the capture of Halley-type comets from the near-parabolic flux (Mon. Not. R. Astron. Soc. 298, 212-222, 1998), finding that small-q Oort cloud comets contibute most to the Halley-type flux, and Wiegert and Tremaine (Icarus 137, 84-121, 1999) have studied the evolution of long-period comets, and tested various fading laws, in order to elucidate the problem of the paucity of old comets in the observed sample. Chambers (Icarus 125, 32-38, 1997) found an interesting dynamical difference between Halley-type and long-period comets, consisting in the absence, among the latter, of the mean motion resonances that are frequently found among the former.

Two other outstanding problems in cometary dynamics have been dealt with. The first is the low efficiency of implantation of comets into the Oort cloud in the first phases of the evolution of the solar system; Fernandez (Icarus 129, 106-119, 1997) finds that the efficiency problem can be overcome if the solar system formed in a much more perturbed environment, like a molecular cloud or an open cluster.

The second long-standing problem is that of the origin of comet 2P/Encke, whose aphelion is currently well decoupled from the orbit of Jupiter. Steel and Asher (Mon. Not. R. astron. Soc. 281, 937-944, 1996) suggest that the action of nongravitational forces several times stronger than those observed for this comet can be sufficient to obtain the current orbit starting from one in the Jupiter family.

An interesting recent development is the work of Gronchi and Milani (Celest. Mech. and Dynam. Astron. 71, 109-136, 1998; Astron. Astrophys. 341, 928-935, 1999) aimed, in the long run, at constructing a theory of (temporary) proper elements for objects on planet-crossing orbits.

Hans Rickman
President of the Commission


3.訳者の所感

 各種の専門(天文関係に限っても)会議がいろいろな所で開催されているようです。今回はたまたまそのwebを見た人がその概略をメールで配信したので知りました。
 委員会20で報告されているように、LINEARなど専門の探索チームが強力な施設で精力的に観測をこなしている中で、小林氏を始めアマチュアの方がすごく頑張っていらっしゃることに非常に驚き、感銘を受けました。
 3年後の報告書には、小林氏を始めアマチュアの方の更なる健闘と、当協会の 美星のベストテンの上位にランクされることを期待したいものです。

(追伸)
 専門知識が乏しく当該報告書の訳が適切でない部分が多々あると思います。 現在翻訳ソフトを活用し、一次翻訳後手作業で修正をかけております。 特にお気づきの点(専門用語など)がございましたらご教唆いただければ幸いと思います。
よろしくお願いいたします。