仮符号(かりふごう)

 国際天文学連合(IAU)小惑星センター(Minor Planet Center)が、発見報告を受け付けた小惑星につける仮の符号。
軌道がまだ正確に決まっていない小惑星につけられる整理番号です。
「1932 HA」、「2000 QD」のように発見された年(西暦)と大文字のアルファベット2文字で表されるものと、さらにそのあとに「2000 UV13」のように子番号のつくものがあります。

 アルファベットの1文字めは発見の時期で、1月から12月までの各月を上旬と下旬の計24ブロックに分けたものです。例えば1月1日から1月15日までの発見は "A"、1月16日から1月31日までの発見には "B" が割り振られます。
アルファベットのうち、"I" は "1" や "J" と紛(まぎ)らわしいため使われません。
したがって5月1日から5月15日までの発見は "J"、1年の最後の12月16日から12月31日までの発見には "Y" が割り振られます。
アルファベットの2文字めは、半月ごとの発見順位を表します。
ここでも"I" は使われません。

 そうすると「1932 HA」は、1932年の4月16日から4月31日までの期間で、最初に発見報告が受け付けられた小惑星ということになります。
「2000 QD」 は、2000年8月16日から8月31日までの間の4番目の小惑星です。

 ところでこの方法では各半月の間で25星の発見があると、アルファベットの2文字めが "Z" までいってしまいます。
このため26番目以降の発見があった場合は「2000 QZ」の次は「2000 QA1」、「2000 QB1」、「2000 QC1」......「2000 QZ1」、「2000 QA2」....というように子番号がつけられていきます。