棄却(ききゃく)

 棄(す)てて、用いないこと。
画像に写っている星の位置を正確に求めるためには、はじめにあらかじめ詳しい赤経・赤緯のわかっている星を選んで、画像上のピクセルの位置(ふつう(x, y)であらわす)を測ります。
つぎに赤経・赤緯から(x, y)に、あるいは反対に(x, y)から赤経・赤緯へ変換ができる計算式を求めます。
いったん計算式が決まると、ピクセル位置がどこにあっても、(x, y)から赤経・赤緯が求められます。
こうして未知の天体の位置を求める一連の作業を、アステロイド・キャッチャー B-612はすばやくやってのけます。
 ところが画像上のピクセル位置にしても、詳しい赤経・赤緯のわかっている星にしても、いつも正確に求められるわけではありません。
中には位置の不正確な星が混じっていることがあり、これは上でのべた計算式を求めるときに分かります。
そのような星は一連の作業から省いたほうが、より正確な計算式を求めることができますが、このようにして計算の途中で計算には、使わなくする(棄てる)ことを"棄却する"といいます。