2. プロジェクトについて



しょうちゃん

日本スペースガード協会では、独自にまたは他の団体と協力して小惑星探しのプロジェクトを進めています。 そのプロジェクトには、現在のところ、次の3つがあります。

 「スペースガード探偵団 −ホシは小惑星だ!−」
  Spaceguard Detective Agency  - Tracking down the asteroids -

日本スペースガード協会のオリジナルのプログラムです。 その最初のイベントは、次の「国際小惑星監視プロジェクト」として行います。

 「国際小惑星監視プロジェクト」

読売新聞社、ブリティッシュ・カウンシル、日本スペースガード協会が共同して行うプロジェクトです。2001年2月に小惑星探しをしてもらい、3月にその結果をまとめます。

 「International Schools' Observatory」

ブリティッシュ・カウンシルが中心となって、アジアやヨーロッパ等の十数カ国が参加するプロジェクトです。 日本スペースガード協会が提供する小惑星探しと、イギリスのリバプール・ジョン・ムーア大学が提供する望遠鏡による観測の2つのプログラムがあります。
小惑星探しなんてやったこともないし、そもそも望遠鏡も持っていない・・・なんて心配する必要はありません。 小惑星を探すためのソフトウエアが、この「アステロイド・キャッチャー B-612」(略してAstCat)です。

また、夜空を撮影した写真は、「美星スペースガードセンター」が撮影したものをインターネットやCR-ROMによって手に入れることができます。 つまり、このソフトウエアとインターネットに接続されたパソコンがあれば、誰でも小惑星探しができるのです。

小惑星探しに高度の技術は必要ありません。 このマニュアルを見ながら少し練習をしてもらえば、発見の仕方はすぐに分かります。 ただし、ちょっと注意力と忍耐力が必要です。 未発見の小惑星を見つけるためには、何枚も何枚も天体の写真を注意深く見つづけなければならないからです。 でも、未知の天体を見つけることができるなんて、すばらしいことではないでしょうか。是非、皆さんもトライしてみてください。

【注】 美星スペースガードセンターは、科学技術庁の予算によって日本宇宙フォーラム(JSF)が建設し、宇宙開発事業団(NASDA)からの運営経費で運営されているものです。


以下には、「国際小惑星監視プロジェクト」について、その進め方を示します。 他のプロジェクトの場合には、やり方が一部異なる場合がありますので、ご注意ください。

以下は、読売新聞社のホームページhttp://event.yomiuri.co.jp/2000/S0044/からの抜粋です。

国際小惑星監視プロジェクト

プロジェクトの進め方

 小惑星は天体望遠鏡を通して夜空を眺めてみても、なかなか見つけることはできません。では、どうするかというと、暗い天体でも撮影できる高感度のカメラを望遠鏡に取り付けて写 真を撮ります。撮影された天体が小惑星であると分かるためには、その天体が移動していることを確認する必要があります。そこで、観測では時間をおいて何枚か同じ領域の写 真を撮影します。その写真を比較して(データの解析)、移動する天体=小惑星を発見するのです。

  このプロジェクトの参加者には、小惑星を発見するためのソフトウェア「アステロイド・キャッチャーB−612」をお渡しします。このソフトを使えば、誰でも小惑星を見つけることができるのです。

  今回は、多くの小惑星を発見した参加者を表彰します。公平を期すため、参加者には同じ条件が与えられます。

  参加者には、岡山県の美星スペースガードセンターで実際に夜空を観測して得た画像データを送ります。全員に同じデータが送られます。参加者は前述のソフトを使って、このデータを解析、画像の中からできるだけ多くの小惑星を見つけます。つまり、ソフトの使い方をしっかりマスターし、画像データを隅から隅まで丹念に解析した参加者ほど、よりたくさんの小惑星を発見することができるのです。ただし、画像データには、小惑星と見間違えやすい画面 上の“ノイズ”が含まれています。本物の小惑星とノイズの見極めは、解析の重要なポイントです。

  参加者の解析結果(つまり、小惑星を何個みつけられたか)は、日本スペースガード協会が審査し、表彰対象者となる最も多くの小惑星を発見した上位 数組を決めます。ここで参加者には注意してもらいたいのですが、前述の通 りデータにはノイズが含まれているので、審査ではノイズと小惑星を間違えて報告していないかどうかを調べます。ですから、とにかく数が多ければいいと、小惑星だろうがノイズだろうが構わずやみくもに報告しては、かえって減点対象となってしまいます。いかに本物の小惑星を正確に見つけるかということが大切なのです。審査結果 は新聞で発表します。

 ぜひ、多くの方の参加をお待ちしています。


スケジュール

(スケジュールは変更になることもありますので、ご了承下さい。)
2000年
12月3日(日) 記念講演会(東京・科学技術館サイエンスホール)
12月14日(木) プロジェクトの参加者募集開始。最大500組を募集します。
2001年
1月25日(木) 参加者の募集締め切り。応募多数の場合は抽選です。
2月上旬 参加が決まった方には、Eメールで参加登録番号と今後の手順についてお知らせします。また、応募多数の場合、残念ながら選に漏れてしまった方にも、同様にEメールでその旨をお知らせします。 参加者には、日本スペースガード協会の小惑星発見ソフトウェア「アステロイド・キャッチャーB−612」のCD―ROMと、「利用の手引き」を郵便等で送ります。この“ソフトCD―ROM”には小惑星発見のための練習用画像(仮データ)が入っています。手引きに沿って、ソフトの使い方とデータの解析方法を習得しておいて下さい。
2月中旬

参加者に、美星スペースガードセンターで観測した画像(実際のデータ)をCD―ROMで送ります。

※これまで当ホームページでは「インターネットを通じて実際のデータを送信」としていましたが、画像データの容量 が大きく、ダウンロードに長時間を有する恐れがあるため、CD−ROMで送ることにしました。

参加者は実際の観測データを解析し、データの中に存在する小惑星をできるだけ多く見つけます。

2月末ころ 参加者は2月末ころを目途にデータの解析を終わらせ、小惑星を見つけた結果 を日本スペースガード協会に報告します(参加者には別途、報告の締め切り日を事前に伝えます)。
3月上旬 日本スペースガード協会が、参加者から解析結果 報告を受けて、正しく小惑星を見つけることができたか、何個見つけられたか、ということを審査します。
3月中旬 その審査をもとに最終結果を確定します。表彰は、より多くの小惑星を発見した上位 数組と、新しい小惑星を発見したり面白い発見をした若干組を対象とする予定です。参加者にはEメールで結果 を通知します。
3月下旬 読売新聞および当ホームページで結果を発表します。 東京(予定)で表彰式を開催します(参加者には事前に日時・会場をお知らせします)。