天球(てんきゅう)

 地球の上の場所は、国・県・町・番地などで示す方法と、経度・緯度という座標で示す方法があります。空で星の場所を示す方法も、地球上のそれと同じです。国は星座にあたり、座標には赤道座標、地平座標、黄道座標、銀河座標などというものがあります。
 昔の人は、星は非常に高いところにある、大きな丸い天井の内側に張り付いていると考えました。確かに恒星は非常に遠くにありますから、望遠鏡を使って長い間観測しないと、その動きを突き止めることは出来ません。
 そこで、昔の人が考えたような大きな丸い天井を、天体の位置を表わすために利用しようと考えた仮想の球面が"天球"です。
 天球を考える上では、いつも観測者が球の中心にいて、その球の半径は無限大であるというのが約束です。
 この天球面に色々な座標を貼り付けて、星の位置を示します。 座標は目的によって使い分けられたり、相互に変換して使用されます。