美星スペースガードセンターからの報告


                                                 美星スペースガードセンターの運用について
                     
                         磯部 しゅう三(国立天文台) 

 美星スペースガードセンターでは、0.5m望遠鏡による観測が始まる。その運用の仕方について、当協会と日本宇宙フォーラムの間で議論が始まっている。基本的には当協会が日本宇宙フォーラムから委託を受けて観測、データ解析を進めることになる。
そのための液体窒素や電気代等の消耗品代ばかりでなく、観測者や解析者の雇用を当協会がしなければならなくなる。法人になったばかりの当協会にとって、全て初めての作業で不安が多く、それぞれの分野に得意の方々のお力をお借りしなければやっていくのは難しい状況である。
 例えば具体的には、委託費の管理・運用に関連すること、あるいは観測所の運用に当たる職員の雇用等に関連する事務的仕事があり、また望遠鏡の運用に伴うさまざまな技術的作業、観測データの処理、管理、そしてデータのサービスや広報活動など、非常に広範囲にわたっており、今後はさらに増えてくると思われる。
 これらの作業は、協会の進めようとしているNEOの探索を効果的に進める上で、どうしても欠くことのできない作業である。会員の方々で、具体的に協力頂ける方は、ぜひ事務局までご連絡をお願いしたい。



 29号の目次/あすてろいどのHP