3時間の大作ビデオを上映
         −クレーターツアー参加者の懇親会開かれる−


 

 5月13日(日曜日)の午後、3月に行った「アリゾナクレーター探訪と天体衝突を考える旅」に参加した方々の、ビデオ映写会兼懇親会が、東京、赤坂見附のクラブ「ラムール」で開かれました。当日は全参加者26名のうち、20名が集まるという、盛況でした。遠くは神戸や長野県から参加された方もいます。
 ビデオは、坪根秀一さん(横浜市)がディジタルビデオカメラを駆使し、また巧みな編集で、6時間に達する撮影ビデオをもとに、構成したものです。成田での集合、出発から、帰路まで、実に丹念に撮影をされており、また編集も大変良くできており、ただただ感心しました。3時間におよぶ大作ですが、JSGAでは、これをもとにさらに短く再編集したものを作成させていただき、各地で開催する講演会等の場で上映したいと考えています。

 
 また、当日は各自、撮影された写真を持ち寄り、旅の思い出話に花をさかせました。皆さん、大変な天文ファンの方が多く、大いに話しが盛り上がり、次のツアー企画への希望なども出されました。午後1時から始まった会が終わったのは、何と夜の8時をまわっていました。この懇親会開催にあたっては、会場、日時の設定から、皆さんへの連絡まで、多田昌夫さん(調布市)、および芹田文夫さん(横浜市)に大変にお世話になりました。本当にありがとうございました。

 
 最後に、田村美智代さん(東京)が、「滄」(第5号、平成12年5月1日、編集・発行 滄短歌会)に、「痕跡」と題して掲載された、20首の短歌のの中から、三つだけ、勝手に選ばして頂きました。          
                              (松 島)


  はるばると来しかなアリゾナ隕石孔
          霰まじりの風の痛しも

  五万年経しクレーター縁の
        ひとところ砂に確かな風紋を踏む

  天体衝突のこれが痕跡・・・・・
        思惟まづしく見下ろしてゐる
                 田村 美智代              


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