JSGA会員の皆様へ

 JSGAでは今年3月、会員の方からの要望を受けて「アリゾナクレーター探訪と天体衝突を考える旅」というツアーを実施いたしましたが、大変好評をいただきました。その後、新しいツアーの希望なども寄せられております。このような機会を通して会員間の交流が深まることは、JSGAにとっても大変望ましいことであります。

 そこで、少し、継続的にツアーの企画を考えてはどうかと思います。現在、私が担当理事として、来年から再来年にかけて実施することを想定した、次のような案を検討しています。

1. アフリカ皆既日食ツアー 
 2001年6月 マダガスカルを予定。アフリカ本土に比べて太陽高度や皆既時間など、条件が悪くなりますが、今回は世界中から多くの人が殺到することが予想され、比較的治安のよいザンビアなどの観測適地は、ホテルの確保は不可能になっています。特に、交通機関やホテルなどの不十分な地域のために、混乱も予想されています。マダガスカルも相当に混雑することが予想されますが、現在現地の旅行社と打ち合わせを行って、可能性を検討しています。現在の案は、首都アンタナナリポでバスをチャーターし、途中、マダガスカル独特の風景や動植物を見学しながら、イサロ国立公園まで行き(2泊三日程度)、マダガスカル版グランドキャニオンと呼ばれる、この公園内で日食観望を行う、というものです。場合によってはテントを用いたキャンプなどもすることになるかもしれません。

2. オーストラリア・クレーターツアー
 Gosse Bluffクレーター陸路で見学、Wolfe Creekクレーター遊覧飛行、またエアーズロックで天の川観望を組み合わせた、やはり砂漠地帯の車での旅です。

3. アリゾナクレーター(パート2)
 コース、内容は前回から、どのような変更をするか、これから検討したいと思います。
例えば、NASAなどの施設を含められるかどうか、などです。

 これらの案は、まだ可能性を検討している段階で、実施することが決まっているわけではありません。なお、これらの検討にあたって、会員の佐山恵子さんに、知識と経験を生かして協力して頂いています。この他に、しし座流星群の航空機からの観望、など、ありますが、まだ、これから検討する段階です。。会員の皆様は、また別の案や希望をお持ちになっているかもしれません。

 JSGAのツアーは、あくまで会員の皆様の希望を実現させることが、目標です。そこで、企画の段階から会員の皆様の参加を得て検討を進める、「ツアー検討委員会」を構成してはどうかと考えました。ツアーに参加を希望される方々が協力して企画も行うことができれば、理想的です。当面の作業内容としては次のようなものを予定しています。

・ツアーの提案、ツアーの企画、検討にあたって、意見や希望を出し合う。

・参加を希望されるツアーの企画に具体的に参加していただく。

・メールによる意見交換を中心とするが、必要に応じて会合を持つ。

 もし、ツアーの企画、あるいはツアー参加に関心をお持ちでしたら、ぜひ、私のところまでメールでご連絡下さい。メールでの意見交換を主にしますので、お住まいになっている場所は、特に気にされる必要はありません。皆様の積極的参加を期待いたします。また、メールをお使いでない方への対応は今後検討したいと思いますが、当面、はがき等でご連絡下さい。(なお、ツアー参加を希望される方は、必ず検討委員会に参加しなければならない、というわかではありません、念のため。)

    2000年7月

                      日本スペースガード協会(JSGA)
                      理事(編集、企画担当)   松島 弘一   
                        (kmshin@seagreen.ocn.ne.jp)


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